立民、年金巡る集中審議要求＝自民「５月に必ず法案提出」

　自民党の坂本哲志、立憲民主党の笠浩史両国対委員長は２５日、年金制度改革関連法案の扱いを巡り国会内で会談した。国会提出の期日を明確にするよう求める笠氏に対し、坂本氏は「５月中旬に必ず出す」と改めて強調。笠氏は年金改革をテーマに石破茂首相らが出席する集中審議を提出前に開くよう要求し、坂本氏は検討すると応じた。

　与野党は年金法案を今国会の「重要広範議案」と位置付けているが、参院選に与える影響への懸念から自民内で慎重論が強まり、提出が大幅にずれ込んでいる。

　笠氏は会談後、記者団に「日付が提示されなかったことは残念だ」と述べ、提出が５月中旬からさらに遅れた場合は福岡資麿厚生労働相の不信任決議案提出を検討する方針を改めて強調した。