岩屋外相、ローマ教皇葬儀に参列へ＝欧米など歴訪、ＮＰＴ準備委で演説

　岩屋毅外相は２５〜５月４日の日程で、バチカンや米国などを歴訪する。バチカンでは２６日に行われるフランシスコ・ローマ教皇の葬儀に参列。米ニューヨークでは２８日から始まる核拡散防止条約（ＮＰＴ）再検討会議の第３回準備委員会に出席し演説する。外務省が２５日発表した。

　岩屋氏はセネガルとサウジアラビア、フランスも訪問する。同氏は２５日、外務省で記者団に「国際社会が分断を深める中、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持・強化することはかつてなく重要だ」と強調した。

　日本の外相がＮＰＴ再検討会議の準備委員会に出席するのは、２０１８年４月の河野太郎氏以来７年ぶりで３人目。唯一の戦争被爆国として、日本は核保有国と非核保有国が共に参加するＮＰＴ体制を重視しており、核廃絶・軍縮を目指す決意を改めて国際社会に訴える方針だ。