
毎年、夏の特番として定番化している『24時間テレビ 愛は地球を救う』(日本テレビ系)。今年は8月30日と31日に放送が予定されているが、毎年のように何かしらのスキャンダルや問題が起きている。
着服・痴漢騒動・マラソンの疑惑
一昨年には、日本テレビの系列局である日本海テレビの幹部による“寄付金の着服”が発覚した。この問題を受けて、昨年は使途を明確にして寄付を募ったり、現金ではなくキャッシュレスでの寄付を推奨したりするなど、刷新を図って放送。
しかし、《まさか開催するとは…》《本気でこの状況で開催するつもりなのか?》と、非難が寄せられていた。
また、昨年のチャリティーマラソンではランナーを務めた芸人・やす子が沿道にいる男性に胸を触られる様子が生放送で流れるハプニングがあった。それだけでなく、雨や汗でインナーが透けてしまうようなウェアを着用させられていたことや、バストが固定されていなかった点についても《配慮が足りないのでは?》といった批判が相次ぐ事態に。
「過去にも、24時間テレビではトラブルやスキャンダルが多く発生しています。2013年には森三中・大島美幸さんのマラソンの距離が公式発表で88kmのところ、SNS上の検証では48kmしかないと疑惑を持たれる事態になりました。
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結局、マラソンを追いかけていた人が計測計の写真をSNSに投稿したことで、疑惑は収束しました」(テレビ誌ライター)
「まだやる必要ある?」
ほかにも、“出演者はノーギャラ”というスタンスの番組にもかかわらず、2013年に『FLASH』(光文社)が各出演者のギャラを暴露したことも。
「記事では、当時メインパーソナリティーを務めた嵐のギャラが5000万円、羽鳥慎一さんなどがそれぞれ500万円など、高額なギャラが明かされています。日本テレビ側は報道を否定するコメントを出しましたが、この一件は世間の注目を大きく集めました」(前出・芸能ライター)
さまざまな疑惑やハプニングをなんとか払拭しようと奔走しているようにもとれる日本テレビ。一方、今年はフジテレビが中居正広問題の影響で『27時間テレビ』を放送しないことを決定している。2月21日にはこの判断が公式サイトに掲載されるなど、かなり早い段階から動きをみせていたが、フジテレビの放送見送りの発表があった際にSNSでは、
《24時間テレビもいらないだろ》
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《24時間テレビも一緒に放送やめちゃえばいいのに》
《まだやる必要ある?》
といった不要論が続出していた。
日本テレビとしては、ライバル番組が休止になる今年をチャンスととらえているのかもしれない。果たして、前評判を覆す放送ができるのか……。
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