
【動画】アダム・クーパーが演出家・ザックに! 『コーラスライン』第1弾ティザー映像
オーディションを受けに来た男女が舞台上で歌と踊りによって自身の人生を語り、表現していく物語は、大ヒットを記録しその後ブロードウェイへと進出。15年間のロングランを続け、トニー賞9部門、ピューリッツアー賞演劇賞なども受賞して現在も語り継がれるミュージカルの金字塔となった。「One(ワン)」というフレーズの楽曲は今でもCMなどでひんぱんに使用され、作品を知らない人たちにもなじみのあるナンバーとなっている。
1975年の初演以来、オリジナルの演出と振付で上演され続けた『コーラスライン』は、2021年に奇跡的に新演出と振付の許可がおり、マイケル・ベネットの精神を受け継ぎつつ、ドラマを深く掘り下げた最強版の演出が誕生。
このバージョンでこれまでと異なるのは、演出家・ザックとオーディションを受けているダンサーたちとの距離感。今までザックは舞台上に姿を現すことはなく「神の声」のように客席の最後列からダンサーたちに語りかけていましたが、今回のバージョンではザックがダンサーたちと同じ舞台上に立ち、彼らと関わっていく。ザックもダンサーたちも同じ舞台人であり、同じ人間であるということが強く打ち出され、マイケル・ベネットがこの『コーラスライン』に込めた強いメッセージを強く打ち出した演出となっている。
イギリス、レスターの The Curveで幕を開けたこのバージョンは、2024年ロンドン、サドラーズ・ウェールズ劇場をはじめイギリス都市でツアーを行うなど注目を集め話題の演目となった。その最強バージョンが、日本で初上演する事が決定した。最初で最後の日本公演となる。
最強バージョンで初めて舞台上に姿を見せる演出家・ザックを演じるのは、世界的にも有名なバレエダンサーで、2022年コロナ禍での来日公演の突破口を開き、劇場中を幸せの渦に包んだ「Singin’in the Rain〜雨に唄えば」、2023年には天海祐希と共演した舞台『レディマクベス』でのマクベス役でも話題となったアダム・クーパー。ダンサーでもあり過去に舞台演出も手掛けている彼は、まさにザック役そのものだ。
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「観客席からマイクで話しかけるというオリジナル演出を、この新演出では舞台上でダンサーたちと関わっていくことは、ザックの人間性をより観客の皆様にお見せすることができますし、ただの厳しい演出家・振付家という印象ではなく、この物語に登場する名もなきダンサーたちと『同じ』舞台を愛する一人の男として観客の皆様に感じとってもらえるのではと思います。日本のすべてのファンと友達の皆さん! 『コーラスライン』で日本に戻れること、皆さんに会えることが楽しみです。イギリスよりたくさんの愛をこめて。またもうすぐお会いしましょう!」とメッセージをおくった。
ミュージカル『コーラスライン』日本プレミア公演は、東京建物 Brillia HALLにて9月8〜22日、東京凱旋公演は東京・Theater Hにて10月10〜19日上演。ほか、大阪・仙台での公演も予定。