有村架純「花まんま」初日舞台あいさつで鈴木亮平にツッコむ「アンパンマン、ちゃうねん!!!」

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2025年04月25日 21:26  日刊スポーツ

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映画「花まんま」初日舞台あいさつに登壇した鈴木亮平と有村架純(撮影・村上幸将)

有村架純(32)が25日、東京・丸の内TOEIで行われた映画「花まんま」(前田哲監督)初日舞台あいさつで、共演のファーストサマーウイカ(34)の「声を少しわけてほしい」とリクエストした。「声量、上げてくれ」と言ってきたという、兄を演じた主演の鈴木亮平(42)から関西弁でのツッコミを求められると「アンパンマン、ちゃうねん!!!!」と絶叫し、客席を沸かせた。


「花まんま」は、作家・朱川湊人の代表作。鈴木は、早逝した両親と交わした「兄貴はどんな時も妹を守るんや」という約束を胸に、たった1人の妹の親代わりとして大阪下町で生きる兄・加藤俊樹、有村は、結婚を控えながら、別の女性の記憶を持つという秘密を抱える妹フミ子を演じ、兄妹役として初共演した。


劇中で、フミ子が、にいやんこと俊樹に言う口癖にちなみ「一生のお願いは?」と質問が出た。有村はフリップに「ウイカさんの声を少しわけてほしい」と書いた。「私、本当に声が小さくて。昔『あいさつの声が小さい』ってプロデューサーさんにしかられたこともあった。そこから、あいさつは、しっかり声を出そうと思っているんですけど」と振り返った。「普通の会話が全然、声に芯がない。ウイカさんは、すごく通るきれいな声をしていらっしゃる。どれだけ早口でしゃべっても全部、聞き取れるって、お芝居をする身としては、すごく欲しいスペック」と羨望のまなざしでウイカを見つめた。


俊樹の幼なじみでフミ子の姉的な存在でもある、お好み焼き屋の看板娘・三好駒子を演じたウイカは、大阪府出身で「『関西を汚すな』とか『みんながみんな、こんな関西人じゃないぞ』と言われる」と口にした。同じ関西人で、兵庫県伊丹市出身の有村に向かって「架純さんみたいな関西人がいてくださって、助かっている声の小さい関西人はいます」とフォローした。


有村は「今は、マイクがあるから、すごく助けられているけど…」と言い、マイクを外してしゃべった。ウイカから「上の方(2階席)聞こえなかったですねね」、鈴木から「あいさつは(声)出すようにしてるって」と、相次いでツッコまれると「おはようございます!!!!」と、声を振り絞って絶叫し、客席を笑わせた。


すると、鈴木から「一生のお願い」として「有村さん、関西弁でツッコんでください。この場でやって欲しい…大きな声で」とリクエストが出た。劇中で「にいやん、聞いてる?」と言われたシーンで「ツッコミいいな」とグッときたという鈴木から「声量、決めて、この場でやってほしい。ボケますんで」と、さらにリクエストが出た。


有村は、鈴木が「いよいよ今日4月25日、公開になりました、映画『アンパンマン』せひ、見てください。よろしくお願いします!」とボケると、鈴木に体を向けた。視線を送ると、全身を使い、マイクなしで、大声で「アンパンマン、ちゃうねん!!!!」と大きな声でツッコんだ。鈴木が「良かった」と安堵(あんど)すると、滅多に見られない有村のツッコミに客席も沸いた。有村は、司会の奥浜レイラから「今日、結構、大きな声を出されたと思うので、のどを労ってください」とねぎらわれると、笑顔を返した。


◆「花まんま」大阪の下町で暮らす二人きりの兄妹。兄・俊樹(鈴木亮平)は、死んだ父と交わした「どんなことがあっても妹を守る」という約束を胸に、兄として妹のフミ子(有村架純)を守り続けてきた。妹の結婚が決まり、親代わりの兄としてはやっと肩の荷が下りるはずだったのだが、遠い昔に2人で封印したはずの、フミ子の“秘密”が今になってよみがえる。

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