【青葉賞など】オークス、日本ダービーへ 優先出走権を勝ち取るのはどの馬か/長岡一也

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2025年04月26日 12:00  netkeiba

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長岡一也さん(フリーアナウンサー)
【長岡一也=コラム「競馬白書」】

◆マイラーズCは実績上位のニホンピロキーフに注目

 オークスへ、日本ダービーへ、この春めざす残り2つのタイトル。重賞として最後のステップレースから有力馬が生まれるかどうか。青葉賞から日本ダービーへは、このところ厳しい道のりで、よほどでないと。東京のこの距離を経験しているファイアンクランツがモレイラ騎手でどう動くか注目している。それとドゥラメンテ産駒最終世代のもう一頭エネルジコを。デビュー戦が豪快な追い込み、前走が一気の伸び脚で完勝と東京で2戦2勝、3戦目の期待は大きい。

 一方のフローラSは、桜花賞から中一週になったことでこの組からの出走は激減し、実績は問わない傾向がしばらく続いたが、この6年は重賞で上位に入った馬がここで活躍するようになり、連対馬12頭中8頭が重賞からの臨戦で、そのうち3頭の前走がフラワーC組となっていた。それともう一点、以前は2勝馬が6連勝していたが、4年前から1勝馬がずっと勝っていて、そのうち3回は1勝馬同志で決まっていた。これに東京の2000米だということを加味して、検討してみたい。

 息の長い末脚が持ち味のゴーソーファーをまず選び、中心にする。フラワーCは中団から脚を伸ばして3着。今度は距離が伸びるがこの方が持ち味がさらに生きるだろう。だんだん加速していくタイプだから、東京の長い直線で威力を増す。真面目に走る馬だから、必ず最後に脚を使ってくれると関係者は述べていた。

 5戦1勝ながらここ2戦はGIII戦で3着2回というエストゥペンダは、戦った相手が桜花賞で上位に入ったものばかり。桜花賞をパスして満を持しての出走だ。5戦全てがマイルだったが、重賞ではいすれもメンバー最速の末脚を見せており、父が切れ味の鋭く皐月賞を勝ったサートゥルナーリアであれば、距離2000米でこれまで以上の期待をしていいだろう。

 前走東京2000米のフリージア賞で牡馬相手に勝って2連勝中のヴァルキリーバースは、十分に休養を取りながらで成長を促し、ようやく落ちつきが出てきたようだ。確実に一歩前進した姿を見せてくれるだろう。

 そしてもう一頭、2戦2勝で登場したブラックルビーを。1800米を2戦したが好位で立ち回れるレースセンスの良さが広いコースで十分に生かせるとみている。

 マイラーズCは、例年より登録が少なかった。それだけに実績上位のニホンピロキーフから入りたい。昨年の3着馬、京都のマイルは得意な条件だ。全4勝は、直線が平坦なコースで上げている。

 2ヶ月ぶりの開催の開幕週の京都だから高速決着が考えられるので、渋太い先行力のあるセオの出番もありそうだ。それと、昨秋富士Sで中団から鋭く伸びて初重賞制覇を飾ったジュンブロッサムを。ここ2戦は、出遅れと59キロがこたえていた。

「この勝利 次に進める 自信にも」

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