去就に注目が集まっているエンクンク [写真]=Getty Images チェルシーに所属するフランス代表FWクリストファー・エンクンクに今夏移籍の可能性が浮上しているようだ。25日、フランスメディア『RMC Sport』が伝えている。
現在27歳のエンクンクは、パリ・サンジェルマン(PSG)の下部組織出身で、ライプツィヒでの飛躍を経て、2023年7月にチェルシーに加入した。しかし、昨シーズンは開幕前に手術を受けて長期離脱を余儀なくされるなど、負傷に悩まされたシーズンを送ると、エンツォ・マレスカ監督が就任した今シーズンは、控え選手の役割が主となり、先発出場はカップ戦がほとんどとなっている。
今季はここまで公式戦42試合出場で14ゴール5アシストを記録しているが、得意なポジションでなかなか起用されないことも影響して、ライプツィヒ時代の輝きを見せられていない。また、負傷者が続出した2月以降はスタメン出場を続けたものの、マレスカ監督の信頼を勝ち取ることはできず。ついに今月20日のフルアム戦ではベンチ外となると、代わりに出場した19歳のタイリーク・ジョージが貴重なプレミアリーグ初ゴールを記録するなど、2−1での逆転勝利に貢献を果たし、エンクンクの立場はさらに悪くなってしまっている。
26日に行われるエヴァートン戦ではメンバー入りすることが予想されているエンクンクだが、このような状況を受け、チェルシーは今夏の移籍市場で同選手を売却することを画策しているという。
なお、エンクンクに対しては今冬の移籍市場でも関心が寄せられていたアーセナルとバイエルンが、依然として興味を持っていることが報じられているが、果たして同選手は来季どこでプレーすることになるのだろうか。