拉致被害者の有本恵子さんの写真を手に、北朝鮮による拉致問題の解決を訴える家族会代表の横田拓也さん(右)=26日午前、東京都中央区 北朝鮮による拉致被害者らの早期救出を求める署名活動が26日、東京・銀座の数寄屋橋交番前で行われ、家族会メンバーらが「親世代が存命のうちに、拉致被害者全員の救出に向けて署名をお願いします」と呼び掛けた。
参加したのは、横田めぐみさん=失跡当時(13)=の弟で、家族会代表の拓也さん(56)や双子の弟哲也さん、支援団体「救う会」メンバーら約20人。家族会と救う会が合同で署名活動を行うのは、1万筆を達成した2013年以来、12年ぶり。
活動後、取材に応じた拓也さんは「残された時間がない。親世代は母早紀江一人になってしまった」と焦りをあらわにし、「全ての被害者が日本で再会できるためにできることをする」と話した。
署名活動は1997年の家族会結成後から始まり、26日時点で計1923万筆に上る。

北朝鮮による拉致被害者の救出を求める署名活動を行う家族会代表の横田拓也さん(左)=26日午前、東京都中央区