
《カッコ良くて大好き 小室さんを歌う明菜ちゃんは 殊更セクシーでミステリアス》《中森明菜がフェスに出てくれたんだ。FC限定ではないあの場所で、女神が降臨したんだ。 やっぱりあの歓声、放つパワー、人を熱狂させる存在感。大スターで真の歌姫だった》
ステージ衣装に注目が集まった
4月19日・20日に開催された大型野外音楽フェス『ジゴロック2025〜大分“地獄極楽”ROCK FESTIVAL〜』。そのステージに歌手・中森明菜が登場し、観客を沸かせた。
1982年のデビュー以来、野外フェスへの出演は初。またライブへの復帰は16年ぶりとなる。SNSでは、そのスター性や歌唱力、ステージングや変わらぬスタイルを称えるとともに、髪型や衣装にも言及。
《色っぽい》
《衣装がセクシーで似合ってる》
と大きな注目を集めた。
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とくに初日のボリューミーなフリンジトップスはインパクト絶大。
《明菜ちゃんのお衣装ですが恐らく #RYNSHU の春夏コレクションのシャツですね(中略) 流石めっちゃお洒落やなぁ》
と、ファンはそのブランド名を早いタイミングで特定していた。
「明菜ちゃん自身の公式Xでも翌20日には《Costume by #rynshu #rynshu1217 ... Thanks》とクレジットを明かしていました。『RYNSHU』はパリのサントノーレ通りのほか、南青山にも店舗がある老舗の高級ブランド。
福山雅治さんや長渕剛さんなど人気ミュージシャンのステージ衣装のほか、最近では映画『帰ってきたあぶない刑事』で柴田恭兵さん扮するユージのスタイリッシュな衣装でも話題になりましたよね。ウィメンズというよりはメンズの印象が強いので、今回フェスで明菜ちゃんが使用したのは正直意外でした」
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とは、アーティストのスタイリングも数多く手がけるスタイリストの矢部義浩さん。
今回の衣装については、
「左右アシンメトリーのボトムスはデザイン性がかなり高く、動きがあってステージ映えしそう。このパンツが似合うのはスタイルが良い人だけ。そこにフリンジシャツをルーズに合わせてメンズライクに仕上げるのが、正しく明菜ちゃんって感じ! カッコいいなかにも女性らしいラインを作り上げていて、さすがですね」(矢部さん)
と“中森明菜らしさ”をベタ褒め。
Xの投稿によると、『あぶ刑事』ファンの中にもユージのスーツ姿に憧れて店舗を訪れる人も少なくないようだ。ということは、カリスマスターである彼女の衣装が“明菜売れ”する可能性も?
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『RYNSHU』デザイナーのコメント
インターネットで検索するとトップスのお値段、38万5000円。その高価さに震えつつ、取材班が『RYNSHU』広報に連絡を取ると――。
「フェス以降、問い合わせは結構来ているようですね! 僕は直接見てはいないのですが、フェスのステージでは、白いシルクシャツに長めのフリンジがなびいて、まるで不死鳥のようだったと聞きました。16年ぶりの復活ライブでの“新生・明菜さん”にはピッタリの衣装になったのでは」
デザイナー・山地正倫周(やまじ・りんしゅう)氏が直々に対応してくれた。
「3月ごろ、明菜さんが南青山店に来店されて、今回の衣装であるメンズのシャツとウィメンズのパンツ、ブーツを選んでくれました。すべて2025春夏NYコレクションのもの。特別な衣装としてお使いいただいたので、同じ型のトップスは今のところ販売しない予定ですが、パンツとブーツはお買い求めいただけますよ。
元バレリーナの妻・りえこがデザインしたブーツはとくに動きやすいと評判。明菜さんも妻と同じく幼少期からバレエを始めたということで、踊りやすさでセレクトしていただいたのだと思います。明菜さんファンの妻は本当に感激していましたよ!」(RYNSHU氏)
流行りのオーバーサイズぎみの着こなしは、メンズシャツだったから? 明菜の着こなしテク、恐るべし! 『RYNSHU』はそもそも、量産アパレルメーカーではなく高級デザイナーズブランドなので、今回のように特別な衣装と同じものを販売することは、大変まれだそう。
“明菜ちゃんと同じシャツ”は無理でも、パンツやブーツで明菜気分を味わうのもいいかも!?