リュディガーは長期出場停止? 試合後にはベリンガムとL・バスケスにもレッドカードが提示

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2025年04月27日 11:31  サッカーキング

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不満を爆発させたリュディガー [写真]=Getty Images
 レアル・マドリードに所属する選手たちの処分の行方に注目が集まっている。26日、スペインメディア『RELEVO』が伝えている。

 コパ・デル・レイ(国王杯)決勝が26日に行われ、レアル・マドリードはバルセロナと対戦。28分に先制点を許したものの、70分にキリアン・エンバペの直接FK弾で追いつくと、77分にはCKからオーレリアン・チュアメニが勝ち越し弾を決めた。それでも、84分に同点弾を奪われ、延長戦に突入すると、116分に決勝点を許し、2−3で敗れた。

 この試合で大きな騒動となっているのは、延長後半アディショナルタイム120+2分の場面。エンバペがゴール前で仕掛けようとした際に、エンバペの手がエリック・ガルシアの顔に当たったとして、リカルド・デ・ブルゴス・ベンゴエチェア主審が笛を吹いた。この判定にレアル・マドリード側が激怒し、ベンチからも多数の選手が飛び出てきて抗議を行う事態となった。

 その中でも111分にベンチに下がっていたアントニオ・リュディガーの不満が爆発し、デ・ブルゴス・ベンゴエチェア主審に向かって何かを投げる様子が映し出され、同選手にはレッドカードが提示されていた。なお、『RELEVO』によると、何を投げたかは不明だが、レッドカードを提示された後にさらに激怒した同選手は、両ひざに当てていた氷嚢の一つを手で引き裂いて、氷を投げつけようとしたところを数人に止められていたという。

 その後、試合は再開され、すぐに試合終了の笛が吹かれたが、デ・ブルゴス・ベンゴエチェア主審に文句を言うためにリュディガーはピッチに戻ったほか、ジュード・ベリンガムやルーカス・バスケスも同じような行動を取ったことで、試合終了後には両者にもレッドカードが提示されていたことが伝えられている。

 そして、試合終了後にはデ・ブルゴス・ベンゴエチェア主審が執筆した審判報告書が公表され、リュディガー、L・バスケス、ベリンガムの3選手が制裁対象となったことが明らかになった。

 なお、リュディガーには4〜12試合の長期出場停止処分の可能性も浮上しているが、同主審は「暴行未遂」ではなく、「攻撃的な態度」という言葉を使って報告しているため、処分は軽減され、公式の発表を待つことになるが、4試合の出場停止処分でとどまることが予想されている。それでも、リュディガーが出場可能となるのは最短で今季最終戦となる5月25日のレアル・ソシエダ戦となりそうだ。

 そのほか、L・バスケスはリュディガーよりも軽い処分を受けることになり、来季のコパ・デル・レイでの2試合出場停止処分が見込まれている。一方のベリンガムは、「試合終了後、彼は攻撃的な態度で我々の陣地に近づき、チームメイトが制止しなければならなかった」と「攻撃的な態度」という言葉が使われているため、2試合以上の出場停止処分を受ける可能性が浮上しており、そうなった場合には今季のラ・リーガの試合にも影響を与えることになるようだ。

 試合後、「最終的に何が起きたかはわからない」と語ったカルロ・アンチェロッティ監督だが、試合前からデ・ブルゴス・ベンゴエチェア主審と大きな問題となっていたレアル・マドリードにとっては後味の悪い結末となってしまった。

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