AAA與真司郎(36)が27日、都内での最新フォトエッセー「人生そんなもん」(講談社)発売記念会見に出席した。
同書は23年、同性愛カミングアウトまでの道のりと、その後を赤裸々につづっている。会見に登場した與は「何でも聞いてください。全て答えます」と宣言。その裏には、公言することで隠し事がなくなった解放感がありそうだ。
16日の発売だが、ファンからは「ここまで書いてくれてありがとうのメッセージがきている」。さらに、「ファン以外の方も読んでくれてDMとか送ってくれるんです。本当にありがたい。今までとは違う反応で、毎日幸せに生きています」と目を輝かせた。
だが、カミングアウト直後はうつにもなったという。「メンタルは強い方だと思ったけど、結構やられていた」。だが、「友だち、家族、仕事仲間が助けてくれた」とし、「ただ居てくれるだけだったり、無理やり外に連れて行ってくれたりで、人の優しさを感じた」という。
同書ではすべてを告白しているが、過去の恋愛については、書くかを悩んだという。「そもそも僕でいいのか、さらにゲイということでハードルも上がり、聞きたくない人もいると思って、最初は書かなかった」と明かした。だが、「うそをついているみたいで、抜かすことはできなかった」と吐露した。
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理由について「いつかバレて、違う形で伝わるくらいならカミングアウトしようと思った」とした。また、「小さい頃から抱え込んでいたのが思った以上につらかったので、同じように悩む1人でも多くの方が、少しでも気持ちが楽になればと思った」と続けた。
カミングアウト自体は「個人それぞれでいい」としたが、「死ぬまで抱え込むのは避けて欲しい」と呼びかけた。「失ったものもあるけど、得たもののほうが大きい」と自身の経験を踏まえ、「みんなに言う必要はないけど、自分のことを本当に愛してくれる1人を探して欲しい」とエールを送った。
同性愛が「決して変な趣味とか性癖があるわけではないんです。過去の偏見で誤解している方が多いけど、夢をもって頑張って生きているだけです」と力説。「みなさんと同じ権利、選択肢があると幸せだなと思っています」とし、「今はシングルだけど、パートナーができたら手をつないで歩きたいし、大好きな日本が、それを受け入れてくれる社会になればいいなと思っています」と訴えた。
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