AAA與真司郎、ゲイ公表前は「誰とも深い関係になれなかった」将来への願い【人生そんなもん】

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2025年04月27日 12:19  モデルプレス

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フォトエッセイ「人生そんなもん」発売記念会見を開催した與真司郎(C)モデルプレス
【モデルプレス=2025/04/27】AAAの與真司郎が4月27日、都内で自身のフォトエッセイ「人生そんなもん」発売記念会見を開催。同性愛者であることをカミングアウトする前の思いを明かした。

【写真】AAA與真司郎、カミングアウト前夜の心境赤裸々に明かしたエッセイ本文

◆與真司郎、ゲイ公表前は「誰とも深い関係になれなかった」

本作について與は「僕がゲイであることをカミングアウトした前後の気持ちだったりとか、恋愛のこととかもオープンに書いている」と説明。次に発売にあたっての心境を「読んでくれる方がどう思うのか。ファンの皆さんはもちろん、色んな方がどう思ってくれるのかというワクワクとドキドキで気持ちがいっぱいです」と語った。

また「僕は前の恋愛とかを書くのを実はすごく迷っていた」と言い、「やっぱり聞きたくない方もたぶんいっぱいいるし、どうかなと思ったんですけど、でもそこはやっぱり、恋愛というものが僕の中ででかくて、すごく人生も変わりましたし、そこを抜かすということができなかった」と吐露。周囲の反響に関しては「今はファンの方だけではなく、DMだったりインスタのコメントだったりとかで、AAAのファンじゃない、僕のファンじゃない方たちもたくさん読んでくれている」とした上で、「本当にありがたいなと思いながら、色んな方からたくさん良いコメントをもらって、毎日幸せに生きています」と笑顔を見せた。

カミングアウト以前については「1番辛かったなと思うのは、誰とも深い関係になれなかったこと」と打ち明け、「それは友達もそうですし、仕事仲間もそうですし、家族ともそうですし。やっぱり自分のことをどっかで隠してると思っただけで、やっぱり深い関係性になれなかったというのが、(執筆時に)その時を思い出して悲しくなりました」と告白。続けて「けど、今はオープンに生きていけているし、こうやって記者さんの前とかでも、こうやってオープンに自分がゲイであることとか恋愛のことを語るって、いまだにちょっとまだ慣れないけど、それがすごく心地いい」と微笑み、「5年後かもしれないし、10年後かもしれないし、これが一般的にも『ゲイだから何?』という感じになっていくことが僕の願いです」と口にした。

カミングアウトを決意した理由を問われた際には「異性愛者の方たちからしたら普通のことかもしれないんですけど、LAに住んでいた時、散歩していた時に、ふと思ったことがあって。『いつか自分のパートナーと、家族と、友達と、仕事仲間とみんなで僕の家でハウスパーティーができたらいいな』と思ったんですよね」と明かし、「(ハウスパーティーの)経験がある方も多いんじゃないかなと思うんですけど、僕にとってはすごくハードルが高くて」と吐露。「みんなでワイワイしながら、自分を隠すことなく生きていきたいなと思ったんですよね。その時に、自分の職業的にも、カミングアウトをしないと、いつかどっかで週刊誌だったりSNSでバレてしまう。そしてファンの方に違った形で伝わるんじゃないかなというのを恐れていて、やっぱりカミングアウトをしようと思った」とカミングアウト当時を振り返った。

本作で書かれているロサンゼルス在住時に交際していた2人の男性については「僕が恋愛をしたその2人が、大切な人がいてくれたから僕の人生が大きく変わりましたし、僕が今ここでこうやって自信を持ってカメラの前で、皆さんの前で色んなことを話せていると思う」と感謝。

加えて「今はシングルなんですけど、もし将来パートナーができたら、僕は自信を持って手を繋いで歩きたいなと思いますし、海外だけじゃなくて日本でも、そうやって女の子同士、男の子同士が普通に手を繋いで、みんながジャッジをしない社会になってくれればいいなと思っています」と願った。

◆與真司郎フォトエッセイ「人生そんなもん」

同書は、2023年7月に同性愛者であることを公表した與が、自らの人生を振り返り、カミングアウトするまでと、カミングアウトした後の人生を赤裸々につづったノンフィクションの1冊。幼少期に感じた違和感やそのエピソード、アーティストデビューを果たすも誰にも言えない悩みを抱え孤独感を味わっていたこと、自分らしい人生を送るためにロサンゼルスへの留学・移住を決断したことなど、ファンの前でカミングアウトするまでの出来事や、その時々に抱いていた感情を丁寧に記している。(modelpress編集部)

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