『いつか、ヒーロー』(C)ABCテレビ 俳優・桐谷健太が主演を務める、ABCテレビ・テレビ朝日系日10ドラマ『いつか、ヒーロー』(毎週日曜 後10:15)の第3話が、きょう27日に放送される。第1話・第2話を振り返る。
【場面カット】桐谷健太が白髪ボロボロの姿に 『いつか、ヒーロー』第1話・2話振り返り 同作は、金も無ければ仕事も無い、元児童養護施設職員のアラフィフ男・赤山誠司(桐谷)が、夢を失くしたかつての教え子たちとともに、腐った巨大権力相手に痛快な復讐劇を繰り広げる。
『離婚弁護士』『ハゲタカ』『コード・ブルー』などの社会派ドラマを生み出してきた脚本家・林宏司氏による5年ぶりのオリジナル作品で、先読み不能なストーリー。第1話、第2話はTVerで配信中。
※以下ネタバレ
■第1話
2005年、児童養護施設で子どもたちに慕われていた赤山が、2025年にタイムカプセルを開封する約束をし、カンボジアの学校建設のため施設を“卒業”後、何者かに襲われた。20年後、目を覚ました赤山は、白髪でボロボロ。もう児童養護施設はなく、教え子たちも散り散りになっていた。
偶然、タイムカプセルの約束の日、教え子の1人・樋口ゆかり(長濱ねる)がやってきて、赤山と再会。泥だらけでタイムカプセルを掘り起こすと、その中には、かつて子どもたちが見た「夢」が詰まっていた。
教え子の渋谷勇気(駒木根葵汰)は「誠ちゃんは俺を、いや、俺たちを守ってくれた。そのことを俺は一生忘れない。これから俺が皆を守る」「誠ちゃん、俺はヒーローになる」と、赤山にメッセージをつづっていた。
その勇気は、大人になり、正体不明の男・氷室海斗(宮世琉弥)とビルの上にいた。氷室に「夢をみようとした罰」と言われた勇気は、ビルから飛び降りた。第1話から衝撃の展開となった。
■第2話
過去を知っている様子の好々爺・大原要蔵(でんでん)が、赤山に住居などを提供。かつてサッカー選手を夢見ていた教え子“ノノ”こと野々村光(泉澤祐希)の行方がわかった。
ノノは、スポーツ推薦で進学するも挫折、仕事も転々してホームレス状態。赤山にも心を開かなかった。ノノはYouTubeで「国から金をせしめとっている悪いやつ」と拡散され、大炎上。そして、ノノの前にも氷室が現れた。
一方、ドリームグループ会長の若王子公威(北村有起哉)には、東都テレビの政治記者・西郡十和子(板谷由夏)と部下の小松崎実(小関裕太)が迫り、選挙出馬をめぐるスクープを追いかけていた。
第2話のラスト、赤山と氷室が対峙するシーンが描かれた。そこへ通りがかった西郡は「悪魔が戻ってきた」と意味深な言葉。悪魔とは、誰か…。