
6月26日の放送を持って終了することが発表された『ダウンタウンDX』(読売テレビ)の後番組として、『見取り図の間取り図ミステリー』がスタートすることが発表された。
「昨年に松本人志さんの活動休止に伴い、浜田雅功さんが1人でMCを務めていましたが、今年3月に浜田さんも体調不良で活動を休止。4月3日放送分からコンビ揃って不在になったこともあり、“活動休止によって多くの関係者の方々にご迷惑をおかけしている”という本人たちの意向もあり、終了が決定したそうです」(スポーツ紙記者)
粗品はかつての松本のようなカリスマ性が
後番組として放送される『見取り図の間取り図ミステリー』は、家の間取り図にスポットを当てたバラエティーで、2021年から過去6回に渡って特番として放送されていた。
「通常バラエティーは春と秋の改編で新番組が開始するため、夏に新番組が始まるのはイレギュラーなこと。準備期間が短かったことで、特番で好評だった番組を昇格させるしかなかったのでしょう」(テレビ誌編集者)
『ダウンタウンDX』の終了で、「他にもダウンタウン関連番組で終了するものも出てくるのでは?」(放送作家)という声も。そこでダウンタウンの穴を埋めそうな芸人について、テレビ業界関係者に話を聞いた。
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「筆頭は『霜降り明星』の粗品さんでしょう。YouTubeの企画『一人賛否』などで毒を吐くためアンチも少なくないですが、10〜20代の間ではかつての松本さんばりにカリスマ的存在になっています。若手芸人の中には粗品さんに影響を受けている人も少なくないですし、若手スタッフからも一緒に仕事をしたいという声が多い」(前出・放送作家)
松本は『ワイドナショー』(フジテレビ系)での発言を記事にする「切り取り記事禁止」のボードを番組内で掲げていたが、粗品は真逆で「切り取り記事を推奨している部分すらある」(制作会社関係者)のが魅力だという。
「今は見逃し配信もヒットの指標になっているため、番組内の発言を記事にする“こたつ記事”を内心歓迎しているスタッフも少なくありません。粗品さんはネット文化に精通していることもあり、こたつ記事を嫌がるどころかあえて記事になりやすいような言動をしているように感じます。バッシングされてもそれを笑いに変えるだけの器のデカさがあるのも、支持されている理由ですね」(同・制作会社関係者)
他には『フットボールアワー』後藤輝基の名前も。
「今春から後藤さんは『アサヒゼロ』のCMに起用されたほか、『フットボールアワー』として日清食品『完全メシ』のCMに起用されています。
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松本さんや浜田さんの活動休止で『千鳥』や東野幸治さんが代打を務めるケースが多かったですが、ここにきて後藤さんが仕事を増やしているのを見ると、所属する吉本が後藤さんを“ダウンタウンの穴埋め候補”として、格上げさせたい印象を受けますね」(広告代理店関係者)
前出の放送作家も「バラエティー色の薄い番組の穴埋めにピッタリ」と指摘する。
「キャラクターの濃い『千鳥』大吾さんと違い、後藤さんはMCに徹することができるので、浜田さんがMCを務めていたTBS系『プレバト!!』のようなゲストがメインの番組にも上手くハマりますよね。浜田さんの体調が回復しても、年齢的にこれまでのように多くの番組をこなすのは難しいはず。そういう点で吉本としても、40〜50代でMCができる芸人の格を上げておきたいところでしょう」
今夏以降、バラエティー業界の若返り化が進みそうだ。
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