「キャスター」第3話(C)TBS阿部寛が主人公を演じる「キャスター」の3話が4月27日に放送。本橋の成長が描かれたストーリーに「胸を打った」「感情が揺さぶられた」などの声が上がっている。
テレビ局の報道番組が舞台の本作は、型破りなキャスターが闇に葬られた真実を追求し悪を裁く物語。主人公でキャスターの進藤壮一を阿部寛、JBNの国定義雄会長を高橋英樹、ニュースゲートの総合演出の崎久保華を永野芽郁、新人ADの本橋悠介を道枝駿佑、サブキャスターの小池を月城かなと、iL細胞を研究する篠宮をのん、篠宮の同僚・栗林を井之脇海が演じている。
※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
帝都大学の研究員・篠宮楓(のん)が、新たな万能細胞であるiL細胞を発表した。ノーベル賞を受賞した組織学研究所・高坂教授(利重剛)のida細胞を上回る画期的発見で、再生医療に一大革命を起こすと世界の注目を浴びる。
マスコミと距離を置く篠宮に、SNSでは不正疑惑がささやかれ始める。そんな中、彼女の研究をサポートしている栗林(井之脇海)が本橋(道枝駿佑)の留学時代の先輩だったことから、「ニュースゲート」の独占インタビューが決まる。
インタビュー当日、華(永野芽郁)と本橋は進藤(阿部寛)が余計なことを言い出さないかとハラハラしながら見守る。しかし、進藤はSNSでiL細胞の実験結果を否定する黒猫という人物にも独自取材しており、 2人のインタビューが放送されたことで大騒動に発展し――というのが3話の展開。
実は、研究費3億円のために小野寺教授がデータの改竄をしており、篠宮は何も聞かされていなかった。全てを知っている栗林は、隠蔽を明かそうとするが、教授に阻止される。そして思いつめた栗林は、自殺未遂を起こすのだった。
栗林が意識不明の中、教授は全ての罪を彼になすりつける。皆が教授の発言を信じそうになる中、進藤は本橋に小野寺教授の研究室が不正の温床であったことを仄めかす。焚きつけられた本橋は、研究室に密かに侵入。偶然会った篠宮に協力してほしいと依頼する。しかし、教授の前で不法侵入だと言われ、訴えられる可能性が出てきた本橋は謹慎になってしまう。
一方、進藤は証拠隠滅のため栗林の病室を訪れた教授を問いただす。そしてその内容を密かに聞いており証拠を持っている篠宮に、道を示すのだった。篠宮は、ニュースゲートに協力することを決める。
そこで進藤は、黒猫としてSNSに投稿していた高坂に再びインタビュー。高坂と篠宮が協力を誓い合う動画を放送する。そして、世界中の科学者と手を取り合いiL細胞の検証を重ねることに。無事にiL細胞の生成に成功するが、高坂は篠宮たちに何も言わずにアメリカの製薬に特許を売却することを決めるのだった。
最後の急展開にSNSでは「いい着地点でいい未来と思ったが、最後の最後で黒猫さんが売却!このドラマらしいな」や「今日のキャスター大団円はちょっと違うんじゃ…と思っていたらその先に売却されるオチまでが描かれていてしっくりきた。本当さすがです、来週も楽しみ」などの声が。
また、本橋の成長が描かれたストーリーに「3話は進藤さんにぶつかること多かった本橋くんだけど、最後の最後に言葉をかけてもらって、ひっそり喜びを溢れさせる表情がとても良くて。これからの進藤さんと本橋くんの関係性がより濃くなるような気がして、とても楽しみ」や「キャスター見終わりました。本橋くんの危うくも真っ直ぐな姿に感情がとても揺さぶられました…。この1話で報道マンとして本橋くんが学び得たものはとても多かったのだろうなと感じるお話でした。最後の手を取り合った時の笑顔が眩しくて…。報われてよかったなあ」、「それまで呆けてた本橋が栗林の想いを載せて小野寺に向ける言葉、表情、赤くなった瞳のすべてが胸を打った」などの声が上がっている。
【第4話あらすじ】
海馬(岡部たかし)の娘・灯里(竹下優名)が通う桐桜女子中学で盗撮騒動が発生。
海馬の指示で桐桜女子中学に赴く華(永野芽郁)と本橋(道枝駿佑)。表向きはバスケ部の取材だったが、生徒たちから話を聞くうちにバスケ部顧問の芳賀(高橋努)が盗撮に関わっているのではないかと疑い始める。
また、なぜか進藤(阿部寛)も同行するが、実はその中学には、娘のすみれ(堀越麗禾)も通っていて――。
「キャスター」は毎週日曜21時〜TBS系にて放送中。
(シネマカフェ編集部)