
【写真】“絶望”の淵から呪い続ける浮浪者・ソトバは戸次重幸
相手を本にして生い立ちや秘密を読み、指示を書き込むこともできる特殊能力“ヘブンズ・ドアー”を備えた人気漫画家・岸辺露伴が奇怪な事件に立ち向かう姿を描いた荒木飛呂彦の漫画『ジョジョの奇妙な冒険』から生まれたスピンオフ『岸辺露伴は動かない』。本作は高橋一生を主演に迎えドラマ化されたシリーズの劇場版最新作。
そんな本作から、原作エピソードで描かれた2人の重要人物を写す、新たな場面写真が到着。“呪い”のカギを握る浮浪者・ソトバ(戸次重幸)と、ソトバを誤って死なせてしまったことで、不気味なほどの“幸運”に襲われる“呪い”をかけられてしまった男・水尾(大東駿介)の、《幸福》と《絶望》の絡み合う物語が今まさに始まらんとする運命の瞬間が、漫画原作そのままのクオリティーで切り取られている。
25年前のヴェネツィアで始まった罪深き“呪い”の物語は、ソトバと水尾の悲しき出会いから始まる。汚れた身なりで水尾の働く工場に現れたソトバは、異国の地で仕事も住むところも失い、それでも生きていくためにさまよっていた。一方、水尾は、同僚たちから冷たい仕打ちを受けながら、過酷な肉体労働に明け暮れていた。場面写真には2人の出会いとともに、水尾に食べ物を乞い、彼の昼食を受け取って目に希望の光を湛えるソトバの表情も捉えられている。しかし、その希望は水尾に踏みにじられ─。懺悔室で語られた2人の物語は25年の時を経てどのような運命をたどるのか─。
人気漫画家の荒木飛呂彦原作作品への出演に「本当に光栄」と語った戸次と、原作・ドラマのファンとして「水尾の呪縛に身を置けることに、ゾクゾクとした心地良い幸福感を味わってきました」と語った大東は、ともに全身全霊で原作エピソードを演じ上げた。その姿を目の当たりにした高橋一生は、「物語上、撮影ではほぼお会いできなかったのですが、(お2人とも)それぞれの志を確固として持っていらっしゃる方だと感じました」と熱演を称えた。
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