高石あかりがヒロイン務める今秋朝ドラ『ばけばけ』ロゴ決定「二人のヘンテコで愛おしい日常、その“空気感”を感じてもらえるロゴを目指しました」

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2025年04月28日 13:00  ORICON NEWS

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連続テレビ小説『ばけばけ』番組ロゴが決定(C)NHK
 俳優の高石あかり(高=はしごだか)がヒロインを務めるNHK2025年度後期連続テレビ小説『ばけばけ』の番組ロゴが28日、決定した。デザインは、西澤和樹氏が務めた。

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 本作は、島根で生まれ育ったヒロイン・松野トキがつまずきながらも前向きに生きていき、世界を転々とした末に日本にたどり着いた外国人の英語教師と出会い、“怪しい話好き”という共通点から次第に心を通わせていく。実在の人物である松江の没落士族の娘・小泉セツ(1868-1932)をモデルとしているが、大胆に再構成して登場人物名や団体名などは一部改称してフィクションとして描く。原作はなく、脚本はふじきみつ彦氏が手掛ける。

 西澤氏は、デザインにあたって「二人のヘンテコで愛おしい日常、その“空気感”を感じてもらえるロゴを目指しました」と方向性を語り、「モチーフに選んだのは人が無意識に書く『くせ字』。自分にとってはごく普通の文字が、他者の目には少しおかしく、だからこそ面白く映る…そんな視点のずれが二人の生活をのぞくこの物語とどこか重なり合うように思いました」と伝えた。続けて「揺らぐリズムと整いきらないフォルムがぬくもりを帯び、そっと物語の輪郭を浮かび上がらせてくれることを願っています」とコメント。

 また、「このドラマは『化ける』物語です。急速に近代化が進む明治の日本は、人々の暮らしや価値観がどんどん『化けて』いきます。その中で取り残された人々の思いは、時に怪談という物語に形を変え語り継がれてきました。それと同じように、うらめしかったトキの世界も、いつしか、かけがえのないすばらしいものに『化けて』いくのです」と“タイトルに込めたおもい”を伝えた。

 西澤氏は、1993年長野県生まれ。2017年京都市立芸術大学卒業。広告制作会社を経たのち、都内のブランディングエージェンシーにて媒体や業種を問わずアートディレクションを担当。複数のブランド立ち上げに参画する。タイポグラフィを用いたグラフィックデザインやロゴデザインを得意とし、広告、ファッション、音楽業界など幅広い分野で活動。21年より作字ユニット「日刊タイポ」の日曜担当としても活動中。

■制作統括・橋爪國臣氏コメント

西澤さんのデザインはどこかで見たことがあるようでよく見ると見たことがない、そして何度も見返すと、その度に発見があります。そんな西澤さんにロゴを作っていただければ、この物語にぴったりなのではないかと思ってオファーしました。わかりやすいモチーフではなく、二人の生活の雰囲気をロゴにしてほしいとお願いしたので、とても難しい依頼だったと思います。
完成したロゴを見て、『ばけばけ』の世界観にマッチした素晴らしいロゴだと思いました。フォントのようでフォントでなく、ゴシックでも明朝でもない、とてもオリジナルな『ばけばけ』の文字。トキとヘブンの日常の物語が描き出す、二人の当たり前なことを何度もかみしめるかのようなロゴです。
毎日の放送でこのロゴを目にするたびに、ドラマと一体となってその味わいを深めていただけると思っています。

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