FISHBOY(2016年撮影)(C)ORICON NewS inc. お笑いコンビ・オリエンタルラジオ、中田敦彦の実弟で、ダンサーのFISHBOYが28日、自身のインスタグラムを更新。今夏に行われる参議院選挙比例代表(全国区)に、自民党公認で立候補することが決定したと伝えた。
【画像】中田敦彦の弟・FISHBOY、今夏の参院選出馬へ 長文で思い記す インスタでは「この夏の参議院選挙比例代表(全国区)に自民党公認で立候補することが正式決定しました、中田フィッシュと申します。先日、擁立調整中という記事が出てから、さまざまなご意見をいただきました。兄との関係や、自民党からの出馬についてなど心配や疑問視する声もたくさんありました。長年プロダンサーとして活動してきた私が、突如として国政に挑戦するというのですから、無理もありません。5月1日に記者会見をおこない、そこから順に詳しい政策方針などをお話ししていく予定ですが、その前に、私の今の想いや考えを飾らずにしっかりとお伝えすべきだと思い、筆をとりました」と紹介。
「政治に挑戦する理由」について「私はこれまで、プロのストリートダンサーとして、そしてRADIO FISHという音楽グループのメンバーやプロダンスリーグのチーム監督として、世界中のさまざまな境遇や価値観をもつ人たちと関わってきました。ダンスをはじめとするストリートカルチャーは、単なる個人の表現やパフォーマンスにとどまらず、身体的・非言語的なコミュニケーションを通じて一体感を生み出し、コミュニティを形成していく力をもっています。それは、一人ひとりを尊重した「居場所」と「活躍の機会」を育む土壌です」と記した。
また「実際に家庭や学校、職場に居づらさを感じていた人々や人間関係に悩む人たちが、希望や誇りをもてる場所を「ストリート」に見出し「つながり」を取り戻していく姿を、私は何度も目の当たりにしてきました。次第に私は、これを社会全体に広げていくことに人生を費やしたいと考えるようになり、数年前から政治への挑戦を真剣に考えるようになりました。ご縁のあった若手議員の方などにご相談させていただいていたところ、今回のチャンスをいただき立候補を決断いたしました」と明かした。
「兄・中田敦彦との関係」にも触れ「報道でこれが強調されてしまうのは不本意ですが避けられません。私が、オリエンタルラジオ中田敦彦の弟だということは事実です。RADIO FISHというグループでは一緒に活動もしています。兄は、私にとってかけがえのない家族であり、偉大な存在です。歳の近い仲の良い兄弟なので、さまざまな面で影響も受けていると思います。しかし、兄の活動や思想と、私の政治への挑戦はまったく関係ありません」ときっぱり。「どちらが良し悪しということではありませんが、俯瞰して論じることに秀でた兄と、物事の中の感覚をより重視する私とでは、同じものを見ても違う意見や考えになることばかりです。だからこそ、そんな兄とは侃々諤々で政治談義していきたいと私は思っています」とつづった。
また「なぜ自民党からの出馬なのか」点についても「これについても、真正面からしっかりお伝えしていきたいと思います。私が生きてきたストリートダンスやパフォーミングアーツの世界には、豊かな創造性や活力がある一方で、社会には貧困、差別、孤独といった課題があります。こうした社会の現実を変えられるのは、現実的な政策実行のための利害調整や複雑な社会の中から落とし所を見出していける政権与党です。たしかに、今の自民党には国民から厳しい目が向けられています。だからこそ、その一員として現場の胆力を取り戻し、理想を現実化できる政治家を目指します」とした。
その上で「私のフィールドは、一貫して、人々の暮らしや人間関係がリアルに営まれる「ストリート」という社会の現場です。そしてこの度、「“路上”から社会をつなぎなおす」というスローガンを掲げて政治に挑戦します。私にとってこのスローガンに恥じることのない政治家を必ず体現します。さらに詳しくは5月1日の記者会見でお話させてください。長文にお付き合いいただき誠にありがとうございました」と締めくくった。