遠野なぎこ涙で語る「最期の時を迎えるまで摂食障害かも」実情描いた映画上映会にゲスト登壇

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2025年04月28日 19:45  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

映画「渇愛」の完成上映会にゲストとして出席した遠野なぎこ

摂食障害を公表している女優遠野なぎこ(45)が28日、都内で、映画「渇愛」(岩松あきら監督、5月16日公開)の完成上映会に、ゲストとして出席した。


摂食障害、ルッキズムなどを描いた作品で、遠野は「15歳から30年間、摂食障害と闘っています。公表もしています。摂食障害の現実を当事者であったり、ご家族であったり、そういう方々にもっともっと知っていただきたいです。こういう映画を製作してくださいましてありがとうございます」と話した。


摂食障害について、遠野は「ダイエットは自分の意志でするもの。摂食障害はいつの間にか沼にはまってしまう。はまってしまったら抜け出せないですね。抜け出せる方もいらっしゃいますけど、私もずーっと治療を受けても、まだ抜け出せないですね。最期の時を迎えるまで摂食障害かもしれない。死ぬまで闘いたいし、そういう姿を見ていただきたい」と涙で語った。


また、主演の石川野乃花とのトークでは「地獄への入り口よ、摂食障害なんて」と話す場面もあった。


同作について遠野は「若い子に特に見ていただきたいなと思います。やせていることは美しさではないので、美しくなりたくて摂食障害になったわけではないんです。芸能界の女優さん、モデルさんにあこがれないでください。無理されている方もたくさんいらっしゃいます」とメッセージを送った。


ほか、大島葉子、獅子見琵琶が出席した。

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