グテレス国連事務総長(右)と握手する岩屋毅外相=28日、米ニューヨーク(外務省提供) 【ニューヨーク時事】米ニューヨークを訪れている岩屋毅外相は28日午後(日本時間29日未明)、グテレス国連事務総長と国連本部で会談した。安全保障理事会の在り方に関し、岩屋氏は「常任、非常任理事国双方の拡大を含む改革に取り組みたい」と意欲を表明。グテレス氏は「安保理改革は優先課題だ」と応じた。
岩屋氏は国際社会の現状について「分断を深め、困難と挑戦に直面している」と指摘。「(日本は)『対話と協調の外交』を推進しており、グテレス氏と方向性を共有している」と伝えた。両氏は国連の持続可能な開発目標(SDGs)など地球規模の課題を巡り、日本と国連の緊密な連携を申し合わせた。