【柔道】現役ラスト個人戦のウルフ・アロン1回戦突破「体重24キロオーバー」で貫禄の一本勝ち

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2025年04月29日 11:34  日刊スポーツ

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1回戦で阿部拓馬(手前)に一本勝ちしたウルフ・アロン(撮影・野上伸悟)

<柔道:全日本選手権>◇29日◇東京・日本武道館◇体重無差別



男子100キロ級で21年東京オリンピック(五輪)金メダルのウルフ・アロン(29=パーク24)が、現役ラストと決めている個人戦で初戦を突破した。


1回戦で登録体重95キロの阿部拓馬(25=山形県警)と対戦。開始1分25秒、大外刈りで力強く一本勝ちした。


連覇が懸かった昨夏のパリ五輪は7位。メダル獲得という今大会の推薦枠も得られず、九州地区予選から参加して出場権を手にしていた。


6月の全日本実業団体対抗大会を最後に現役引退する意向を表明しており、この日が最後の個人戦。前日会見では「やり残しのないように最後まで戦い切りたい」と宣言していた。


登録体重はなぜか96キロと小さかったが「今の体重は120キロくらい。動きとしては重いです」と“24キロオーバー”を告白。いつも通り報道陣を笑わせた後に「一回り大きなサイズになって、受けの強さは上がっている。今の体に慣れてきて、パフォーマンスは戻っている」と自信を見せていた。


その言葉通り、軽やかな動きで2回戦へ進んだ。次戦は登録体重118キロの東部直希(25=日本中央競馬会)と対戦する。【飯岡大暉】

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