
シンガーソングライターのラブリーサマーちゃんの大阪公演で痴漢行為があったとして、29日、ラブリーサマーちゃんと所属レコード会社である日本コロムビア、イベント制作を手掛けるセブンスソフトハウスが「ご報告とお願い」と題した声明を連名で発表。「痴漢を絶対に許しません。痴漢は犯罪行為であり、加害者を特定できた段階で、警察へ連絡の上法的措置を検討いたします」と警告し、「当該公演にて被害に遭われた方へ心よりお詫び申し上げます」とした。
痴漢行為が発生したのは、前日4月28日夜に開催された梅田Shangri-La公演。ラブリーサマーちゃんスタッフのXアカウント(@LSC_STAFF)は、フロア内で痴漢行為があったとの報告を受けたとして、「ラブリーサマーちゃんとイベント制作チームは痴漢を絶対に許しません」と毅然とした姿勢を表明した。
今後予定されている公演については「会場内での痴漢または犯罪に抵触する行為・悪質な行為を発見した場合、公園を即座に一時中止した上で、警察への通報等を含め、適切な対応をいたします」との方針を改めて明示。その上で「痴漢行為を絶対にしないでください。もし被害に遭われた場合や、お近くで不審な行為を見かけた場合は、演奏中、MC中を問わず、速やかにその旨を会場内スタッフ、ラブリーサマーちゃん本人、周囲の方へお知らせいただけますようご協力をお願いいたします」と呼び掛けた。
一方、被害に遭った場合、すぐに助けを求めることは難しいことにも理解を示し、「被害者にそのような負担を強いる方法だけでなく、そもそも痴漢が起こり得ない状況を作るべく、我々はできる限りの対策を講じ続けていきます」と力を込めた。
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最後に「この度は私のライブにてこのようなことが起こってしまい本当に申し訳ございません。被害に遭われた方に心よりお詫び申し上げます」とラブリーサマーちゃん本人の言葉が綴られた。
ラブリーサマーちゃんは2013年夏から自宅での音楽制作を開始し、インターネット上に音源を公開。2015年に1stアルバム「#ラブリーミュージック」、2016年にメジャーデビューアルバム「LSC」をリリースした。
今回の痴漢行為については、自身のアカウントで「とても良い演奏、良いライブができたと思っていたのですが、悲しくて許せないことが起こってしまいました。痴漢を許しません。私のライブでこんなことになってしまって本当にごめんなさい。今後対策を考え続けていきます」と投稿していた。
音楽ライブの痴漢行為については、今年3月にもロックバンド「礼賛」のライブで被害に遭ったという女性客の投稿が注目を集め、その後の運営会社の対応なども大きな話題になった。
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