東電柏崎刈羽原発に追加検査へ=衛星電話の故障受け―規制委

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2025年04月30日 18:31  時事通信社

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時事通信社

東京電力柏崎刈羽原発(奥)=2024年8月、新潟県(AFP時事)
 原子力規制委員会は30日の定例会合で、東京電力柏崎刈羽原発7号機(新潟県)で衛星電話の故障などが3カ月間で4回起きたとして、同社の対応を確認する「追加検査」を実施する方針を決めた。

 原発の安全な運用方法などを定める東電の保安規定では、施設ごとに常時使用できる衛星電話の台数を定めている。同社によると、重大事故発生時の対策本部となる緊急時対策所で昨年11月〜今年1月、衛星電話5台のうち3台で不具合が発生。同月末には中央制御室の1台が故障した。部品の劣化などが原因の可能性があると推定している。

 7号機は再稼働に向けて昨年4月に核燃料の搬入を終えたが、設置が義務付けられたテロ対策施設の完成は今年3月から2029年8月に延期された。 

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