広瀬すず(26)が30日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた杉咲花(27)清原果耶(23)との主演映画「片思い世界」(土井裕泰監督)大ヒット御礼舞台あいさつに登壇。3人で演じた、古い一軒家で一緒に暮らしている3人の女子が、実は幼少期に合唱団で発生した事件に巻き込まれ、亡くなってしまっている設定を最初に知った時「普通に受けとると、すごく残酷な現実だと思ったんですけど、3人が楽しい暮らしをしているのが淡々と描かれ、どうなるんだろう? と想像がつかなかった」と振り返った。杉咲は「3人が見舞われた悲劇を読んで、鈍器に殴られたような衝撃があった」と振り返った。
「片思い世界」は、脚本家の坂元裕二氏(57)が土井裕泰監督(60)とタッグを組んだ21年1月公開の前作「花束みたいな恋をした」の公開から約1年後に、坂元氏が広瀬、杉咲、清原の3人で物語を作ることができないか? と着想。劇中で広瀬は相楽美咲、杉咲は片石優花、清原は阿澄さくらを演じた。
広瀬は「現場に行ったら温度を感じて、2人がいればできるんだなと…本だけだとどんな世界になるのかなと思った」と、杉咲は「人の生死は扱うのは難しいテーマだと思うので(公開後)大事なテーマが世に放たれて、心の準備をして見てくれた人もいるのかなと…ホッとしています」と口にした。
清原は「(広瀬と杉咲が演じた)2人のことが大好きなのが全てという子。人を思い続けることの強さも、もちろんそうですけど、はかなさ、切なさも個性の上に描かれている。楽しみになったのを覚えています」と語った。
◆「片思い世界」現代の東京の片隅。古い一軒家で一緒に暮らす、美咲(広瀬すず)、優花(杉咲花)、さくら(清原果耶)は、もう12年、家族でも同級生でもないけれど、強い絆で結ばれてきた。美咲には、バスで見かけるだけの気になる人・高杉典真(横浜流星)がいて、そのことに気がついた2人は…。それぞれが抱える、届きそうで届かない「片思い」とは…。どうしても声を届けたいと、行動を起こす。
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