中居氏巡るトラブル関与、フジ幹部B氏の処分は5月中か 清水社長「極めて慎重に対応を」

0

2025年04月30日 20:54  日刊スポーツ

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

日刊スポーツ

フジテレビ

フジテレビとフジ・メディア・ホールディングス(FMH)は30日、取締役会を行った。終了後、FMH金光修社長(70)とフジテレビ清水賢治社長(64)が報道陣の取材に応じた。


中居正広氏(52)をめぐる一連の女性トラブルに関与していたと報じられている編成幹部の処分について、清水氏は「今現在、そのプロセスの途中にあります」と説明。当初は4月中には処分が決定するとしていたが、作業に遅れが出ている状況という。「事案の性格上、弁護士の方から極めて慎重に対応して欲しいと言われています」と遅れの理由について説明。正式決定の時期について「5月中旬以降になる可能性が出てきています」と述べた。


中居氏の女性トラブルに端を発した一連の問題を受け、第三者委員会の調査報告書が3月31日に公表された。週刊文春などで「編成幹部A氏」などと表現され、トラブルに関わっていたとされる社員について、同報告書内では「B氏」と記された。


報告書では「本件は、CX(フジテレビ)の社員である女性アナウンサー(女性A)が、同社の番組に出演している有名男性タレント(中居氏)から性暴力による重大な人権侵害の被害を受け、CXは女性Aから被害申告がなされたにもかかわらず適切な対応をとらず、漫然と中居氏の番組出演を継続された事案である」と表現。「女性Aは、業務復帰を希望していたが、断念して退職せざるを得なかった」と記された。


報告書によると23年5月28日、中居氏がショートメールでB氏に連絡し、天気が悪かったため予定していた先輩タレント2人とのゴルフをキャンセル。「BBQの会」を開催するとして誘うとともに、「男同士じゃつまらんね。女性いるかなね。一般はさすがにね。となり、フシアナ誰か来れるかなぁ。」と女性アナウンサーの同席の手配を依頼。B氏は「アナウンサー調整してみます」などと答えた。


「BBQの会」後、中居氏とB氏と女性Aは、すし店で飲食したという。その席上で、B氏が「(2人は)つきあっちゃえばいい」と言った軽口を言ったが、女性Aは、とんでもないとして、即座に否定したとヒアリングで語ったという。女性Aは、中居氏の求めにより、携帯電話番号も交換したという。この2日後の同6月2日、中居氏が女性Aを呼び出し、第三者委員会が性加害と認定した事案が起こった。


清水社長は3月31日、報告書公表後の会見で、2023年6月2日に起こった事案のB氏の関与について「関与はなかった、と報告書でも認定されています」とした上で、「ただし、他の類似事案もBはかなり出てきています。指摘されている限りですと、結構問題が多かった社員だと認識しています」と説明。「事実関係を確認し、厳正に処分するつもりであります」と述べていた。

    ニュース設定