フェラーリ、F1マイアミGP特別カラーリングをお披露目。HPとのパートナーシップ1周年を祝う

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2025年05月01日 08:00  AUTOSPORT web

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スクーデリア・フェラーリHPの2025年型マシン『SF-25』/マイアミGPスペシャルカラーリング
 スクーデリア・フェラーリHPは現地時間4月30日、今週末に開催される2025年F1第6戦マイアミGPに先立ち、アメリカの電機メーカーであるHP(HP Inc.)とのタイトルパートナーシップ1周年を記念した特別マシンカラーリングを発表した。

 スクーデリア・フェラーリは2024年のマイアミGPの直前に、HPとの複数年にわたるタイトルパートナーシップを発表し、以来同チームは『スクーデリア・フェラーリHP』というチーム名称へと変わった。今回の特別カラーリングは両社のタイトルパートナーシップ1周年を祝し、フェラーリとHPのエンジニアリングチームがタッグを組んで制作された。

 フェラーリのレッドとHPのシグネチャーであるホワイトとエレクトリックブルーを組み合わせたデザインをラッピングで実現。パフォーマンスの限界を押し広げるべく、このラッピング開発に両社の技術陣の手が入り、昨年比最大で14パーセント軽く、最大で17パーセント薄く、耐熱性も向上したカーラッピングを実現したという。

 フィルム本体は完全にリサイクル可能なPVCフリーで、HPの最新世代のラテックス技術を使って貼られる。フェラーリのリリースでは「両社は今後もラッピング技術の改良を続け、より効率的で、より大胆な美観とデザインの革新を可能にするとともに、フィルム貼付に要する時間を短縮していく」としている。

 また、デザイン面では左右非対称のグラフィックを採用。フロントウイングとリアウイングにHPのシグネチャーであるエレクトリック・ブルーがあしらわれているが、フェラーリレッドがメインであることに変わりはない。ホイールカバーはホワイトに塗られ、チームの革新的なビジョンを体現するクリーンでモダンな外観を演出している。

 HPの社長兼CEOのエンリケ・ロレスは「フェラーリとのコラボレーションは、HPがいかに可能性の限界に挑戦しているかを示すものだ。我々はともにテクノロジー、パフォーマンス、イノベーションを活用し、サーキットの内外で卓越した体験を創造し、共同で開発に取り組んでいる。HPは『未来の働き方』を定義する最先端のソリューションを提供し続け、コラボレーションとイノベーションの新たな基準を確立していく」とコメント。

 また、フェラーリCEOのベネデット・ビーニャは「すべては1年前のマイアミGPから始まりました。それ以来、イノベーションを促進し、卓越性を追求し、限界を押し広げるための人材の重要性に関し、両社がいかに深く一致しているかを目の当たりにしてきた」と、コメント。

「今回のグランプリでは、大胆な左右非対称のカラーリングが施され、両社のコラボレーションが始まった場所に戻ってくる。これはデザイン、テクノロジー、そしてパフォーマンスが意味のある変化をもたらすという、我々の共通の信念を表現するものだ」

「レーストラックを越えて、このパートナーシップによって我々は日々の仕事の仕方も向上させることができた。HPの最先端デバイスとテクノロジーのおかげで、我々はワークスペースの効率性、接続性、柔軟性を高めることができ、チームのメンバー全員が最高のパフォーマンスを発揮できる最高の環境を提供できるようになっている。これは、我々がともに歩んできた道のりの象徴であり、その一端を垣間見ることができる。我々は、非常に明るい未来を見据えながら、HPとのこのコラボレーションを継続できることを誇りに思う」

 また、シャルル・ルクレール、ルイス・ハミルトンはHPのシグネチャーであるホワイトとエレクトリックブルーのカラーリングのスペシャルレーシングスーツでマイアミGPに挑むことも明らかにされている。

[オートスポーツweb 2025年05月01日]

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