
5月の星空や天文情報です。6日には、みずがめ座η流星群が極大を迎えます。さらに下旬には、月が土星や金星に近づく様子も楽しめそうです。
わかりやすい星の並び「春の大曲線」や「春の大三角」を探してみよう
5月は、春の星座を楽しめる時期です。
北斗七星のひしゃくの柄のカーブをのばした先には、オレンジ色のアークトゥルス(うしかい座)があり、その先には白色のスピカ(おとめ座)が輝きます。この大きなカーブは「春の大曲線」と呼ばれます。また、アークトゥルス、スピカ、デネボラ(しし座)の3つを結んでできる大きな三角形は「春の大三角」です。
この「春の大曲線」や「春の大三角」を目安に、様々な春の星座を見つけてみてはいかがでしょうか。
6日 みずがめ座η(エータ)流星群が極大
6日、みずがめ座η流星群が極大を迎えます。6日の未明から明け方が見頃となり、東から南東の空に輝くみずがめ座を放射点に、流れ星が見られるかもしれません。
月明りの影響はありませんが、放射点が昇ってから2時間ほどで薄明が始ってしまうので、観察できる時間は短め。また、今回の流れ星の数は、それほど多くはなく、1時間に5〜10個程度です。
流れ星は、放射点から離れた所でも見られます。できるだけ、あかりの少なく空を広く見渡せる場所で、広い視野で空を観察してみてください。
流れ星の見頃は、6日の未明から明け方と、ちょうどゴールデンウィークと重なります。流れ星に願いを託してみてはいかがでしょうか。
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13日は満月 5月の満月は「フラワームーン」
13日1時56分に満月を迎えます。
満月には英語圏で様々な呼び名があります。5月は多くの花が咲くシーズンなので、「フラワームーン」と呼ばれるのです。そんな名前を思い浮かべながら、満月を眺めるのも良さそうです。
【参考サイト】The Old Farmer's Almanac
AstroArts
23日、24日 月が土星、金星に接近
日の出前、東の空では月と惑星のコラボが楽しめます。
23日には、細い月が土星に接近。翌24日になると、さらに細くなった月が金星に接近して見えます。
22日頃から毎日同じような時刻に空を見上げると、月が位置を変えながら細くなっていく様子が観察できるでしょう。
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