フジ生放送ドタキャン→タクシーで温泉に“逃走”30年前の出来事を元アイドルデュオが公開謝罪

元Winkで歌手で女優の相田翔子（55）が1日、フジテレビ系「ぽかぽか」（月〜金曜午前11時50分）に生出演。30年以上前に、フジテレビの生放送番組の出演直前に控え室から抜け出してタクシーを飛ばして伊香保温泉まで“逃走”してすっぽかした経験について話した。

MCハライチ澤部佑（38）から「相田翔子さんのマネジャーさんから過去の番組で衝撃のやらかし」と話すと、相田は無言でカメラに向かって深々と頭を下げた。スタジオのモニターには「マネジャーが激白！　相田翔子は生放送をドタキャンしたことがある」とテロップが映し出された。

相田が「本当に、すみませんでした」とゆっくりとカメラに再び頭を下げた。澤部が「謝罪だー」と話し、30年来の友達付き合いのある島崎和歌子（52）も「本当なんだ」とびっくりしていた。

相田が「Winkデビューしたときに忙しくなり出したときに、すごい忙しくて、フジで夕方かな、レギュラーをいただいたんです。ヒロミさんとか鶴太郎さんとかいらっしゃって、私たちのコーナーもあって、楽屋に入ったら、いつも通り…疲れもピークのとき、だれもいなくて、ただ今日着なさいって衣装が吊るしてあって、二人でふう〜、って入ったら、疲れ切っているし…あらー、これ、今日着るんだよね…早智子、どっち着る？　翔子、選んだら…何か疲れちゃったねー…ん〜温泉でも行こうか」と会話を再現した。相田は「温泉でも行こうか、って言葉は2人から同時に出てきて、ふわーと（控え室を）出て、ふわーと外に出ちゃったんですよ」と語った。

当時のフジテレビは新宿・河田町に本社があった時代。社屋の外に出るまでマネジャーや番組スタッフに会うこともなかったという。「そしてタクシーに手をあげて家まで帰って…2人とも同じところに住んでいたんで…じゃあ、お金とってこようか…って、ぱーって、あり金わしづかみして、待っていただいた運転手さんに…伊香保温泉にお願いします…なぜか早智子がカラオケセット持ってきちゃって、カラオケで車の中でいろいろ音楽聴いて…伊香保着いて、で、迷っちゃったんですけど、スナックのママに拾われて…スナックみどりのママです」とスナックのママに拾われたまでのいきさつを話した。

みどりのママに「泊まるとこないでしょ、あなたたち？」と声をかけられて、宿泊する宿を用意してもらえたという。温泉に入って、浴衣を着てごろんとなったときに「私たち大変なことしちゃったよね、社長に電話する？」と“逃走劇”の始まりについて一気に話した。

相田は「こっからすごいはしょりますね。めっちゃマイペースに話してた」と急に反省。澤部は「いいですよ。別に長編としてしゃべってください」と相田に落ち着くようにうながした。伊香保温泉の宿から社長に電話すると「普通、怒るじゃないですか…どこ行ったんだー、みたいに…」と話して、当時の社長の第一声を再現して「どうしたぁ〜」と間延びするような優しい口調をマネしながら再現した。

相田は「すごい、わざとらしい優しさがあった」と話して、スタジオを爆笑させた。翌日タクシーで帰京。「せっかく伊香保にきたから」とガラス工芸体験をしっかりしてお土産を買って、事務所に戻って、泣きながら謝罪しつつ、弁当を食べる時間もなく忙しかったことを訴えたという。

フジテレビにも迷惑をかけたことで、天井付近を見上げながら「あのときは本当に失礼いたしました」と再度謝罪した。