指原Pのイベントに“壊し屋”襲撃「AKB商法も限界では」の指摘、アイドルとの距離感に迫るリスク

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2025年05月01日 16:30  週刊女性PRIME

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指原莉乃

 指原莉乃に、思わぬ“とばっちり”が起きてしまった。4月29日、彼女がプロデュースしている女性アイドルグループ『≠ME(ノットイコールミー)』のイベントが突如中止になったのだ。CD購入者向けの優先入場券を巡るトラブルで、スタッフが暴行を受けたため、主催者が警察に通報。ケガ人も出たことで、安全上の懸念から中止が決定された。

ファンイベントの“襲撃リスク”

会場となった埼玉の越谷にあるイオンレイクタウンでは、当日の午前9時からCD販売と抽選が開始されました。10時ごろ、周囲の混乱でスタッフが対応に追われた隙を突いて、約20人の集団が特設テントに殺到。優先入場券を奪って走り去ったといいます。ファンが阻止を試みる場面もあり、スタッフ1名が軽傷を負う騒動に発展しました。

 主催者側は犯人を“イベント破壊目的の壊し屋”と見ており、SNSでは前日に『乱闘見たい人来て』といった内容が投稿されていたとのこと。イベントを中止に追い込むための意図的な襲撃だったと思われますが、これが実際に≠MEを狙った犯行なのか、それともゴールデンウィークの人混みを狙った無差別的な行動だったのかは今のところ不明です」(芸能ジャーナリスト)

 犯人の逮捕と動機の解明が待たれるなか、問題視されているのは、こうした“ファンイベント“という商法の構造そのものだ。ネットでは、

《こういう商売も難しくなるということか?》
《犯人たちが悪いのは大前提として、そもそもファンの競争心を煽る商売自体が悪いのでは?》

 など、こういったファンイベントの開催を危ぶむ声も多い。芸能プロ関係者もこう指摘する。

アイドルイベントの安全性はこれまでも繰り返し問題になってきました。2014年にはAKB48の握手会で、当時のメンバーだった川栄李奈さんらスタッフ含め3人がノコギリで襲われる事件が発生。昨年10月には、元AKBの小嶋陽菜さんが写真集イベントのあとに路上で男に押し倒される事件が発生したばかりです。

 こうした事件が起こるたびに、業界では警備員の増員やボディチェックの徹底など安全対策が進められてきました。ただ、またしても起きたのであれば、再発防止の徹底がより強く求められるのは当然です」

 そのうえで、この芸能プロ関係者は運営側の責任にも触れた。

「会場の警備配置、券の扱い、緊急時の対応マニュアルなど、すべてを見直す必要があると思います。指原さんプロデュースのグループは今回の『≠ME』のほかにも、『=LOVE(イコールラブ)』と『≒JOY(ニアリーイコールジョイ)』がありますが、今後の対応を誤れば“あの運営は危ない“と施設側から会場を貸してもらえなくなるリスクすらある。ファンも、“アイドルは好きだけど現場が怖い“と離れていってしまう人も出てくるかもしれません

 ファンとの距離の近さが売りのアイドルグループ。その裏にある“襲撃リスク”も、今一度点検されるべき時期にきているのだろう。

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