
4月14日、「北総の小江戸」と呼ばれる千葉県北東部に位置する佐原で、和服に身を包んだ艶やかな若手女優がドラマの撮影に挑んでいた。
「フジテレビで4月から放送される芳根京子さん主演の連続ドラマ『波うららかに、めおと日和』の撮影中だったようです。芳根さんは1月クールのTBSドラマに続き、2クール連続で主演に臨んでいます」(テレビ局関係者、以下同)
同ドラマは戦前の昭和初期を舞台に、海軍中尉とピュアな主人公の新婚ぶりを初々しく描くラブコメディー。芳根演じる関谷なつ美は、父の篤三から突然、自分の結婚が決まり、挙式が1週間後に控えていることを知らされる。
「芳根さんの“交際ゼロ日婚”のお相手は本田響矢さんです。ドラマは恋愛経験が乏しい2人が織りなす、歯がゆくも愛らしい恋愛物語なんだとか」
ドラマの撮影現場を目撃した女性によると、芳根の人柄が印象的だったそう。
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「撮影は本田さんも参加していたようで、朝から夕暮れ時まで長時間行われていました。芳根さんは主演にもかかわらず、自分で日傘を差していてビックリしました。普通はスタッフが差してあげるイメージだったので。徒歩での移動中もスタッフ数人を交えて、楽しそうに談笑されていたんです。出演者だけでなく、スタッフにも気を使っているような様子でした」
撮影場所の佐原は、観光地としてにぎわいを見せている。
「現場には大勢のギャラリーが集まり、スタッフは写真撮影禁止を促すなど対応に追われていました。しかし、芳根さんは笑顔でお辞儀をするなどサービス精神旺盛。丁寧に対応されていました」(同・撮影を目撃した女性)
病気で学校に通えない時期も
2クール連続でのドラマ主演など、ハードスケジュールをこなす芳根だが、実は中学2年生のころ、自己免疫疾患の「ギラン・バレー症候群」を患った過去がある。
「この病は、手足のしびれや筋力低下などの症状が現れる難病です。芳根さんは当時、力が入らなくなるという症状に悩んでいたそうで、学校に通うことができない時期もあったんだとか……」(芸能プロ関係者)
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現在、病は無事に完治し、長丁場になりがちな撮影も支障なくこなすことができている。
「芳根さんは病気の経験から、多くの人たちに支えられて生きているんだと今も胸に深く刻み込んでいるそうです。雑誌のインタビューなどでも、作品との出会いや“人と人の縁を大事にしたい”と強調することが多いんです」(スポーツ紙記者)
苦境に立つフジテレビを救う女神となれるか。