『消滅世界』©2025「消滅世界」製作委員会蒔田彩珠が主演を務める映画『消滅世界』に、柳俊太郎が出演することが分かった。
本作は、芥川賞作家・村田沙耶香のベストセラー小説の実写映画化。「コンビニ人間」直前の2015年12月に刊行された小説は、超少子化の先、性が消えゆく世界で激動する恋愛・結婚・家族のあり方に翻弄される若者たちが描かれている。
「今際の国のアリス」ではラスボスを剃髪して好演、『ゴールデンカムイ』で演じた二階堂兄弟もまた原作のキャラクターを完コピと、様々な表情で魅せるカメレオン俳優の柳が演じるのは、雨音(蒔田)の夫・朔。
「読んだときに衝撃を受けたことを強く覚えております」と脚本と初めて出会ったときのことを述懐した柳は、「朔という人間は、ここで『人間』という言葉を使っていいのかどうなのか、といった疑問が浮かんでくる存在であり、優しくとても真面目な故に自分を壊していってしまうような、柔らかく儚い一面もあります」とキャラクターについて話す。
蒔田については「とてもハードなシーンが多く大変だったと思いますが、演じている時の姿と、撮影の合間に2人で話している時のゆるりとした姿とのギャップが、プロフェッショナルであり印象的でした」と語っている。
出演発表と合わせて、新たな場面写真も到着。グレーを基調とした背景に佇む朔が写し出されている。
『消滅世界』は秋公開予定。
(シネマカフェ編集部)