日米、6月の大枠合意視野=貿易拡大、非関税障壁を議論―2回目の閣僚交渉

38

2025年05月02日 10:01  時事通信社

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

時事通信社

日米関税交渉に臨む(右から)赤沢亮正経済再生担当相、ベセント米財務長官、ラトニック米商務長官、グリア米通商代表部(USTR)代表=1日午後、米ワシントン
 【ワシントン時事】日米両政府は1日午後(日本時間2日午前)、トランプ米政権による一連の関税措置を巡り、担当閣僚による2回目の交渉会合を開いた。終了後に記者会見した赤沢亮正経済再生担当相は「両国間の貿易拡大、非関税措置、経済安全保障面での協力などについて具体的な議論を深めた」と説明した。5月中旬以降に担当閣僚による交渉を集中的に実施。大枠での合意に道筋を付け、6月に首脳間での決着を目指す。

 赤沢氏は、次回の交渉会合について「首脳に上げる直前に閣僚レベルの交渉は頻度が増える」と指摘した上で、6月の首脳間合意について「そういう段階に入れれば良いと思っている」との認識を示した。同月、カナダで開く先進7カ国首脳会議(G7サミット)を念頭に置いているとみられ、2日以降、事務レベルでの協議を加速させる。

 石破茂首相は「国益を懸けて交渉しているので、一致点を見いだすために最大の努力をお互いにしていく」と記者団に述べた。 

日米協議後、記者会見する赤沢亮正経済再生担当相=1日、ワシントン
日米協議後、記者会見する赤沢亮正経済再生担当相=1日、ワシントン

このニュースに関するつぶやき

  • 為替はともかく安全保障について話をしなかったのはどうなんでしょうね?日米貿易摩擦解消には防衛装備品購入の効果が大きいはずなのに。政権が信用出来ないので下手打つなと祈るだけ。
    • イイネ!10
    • コメント 3件

つぶやき一覧へ(36件)

ニュース設定