
【写真】緊張感ある本編とのギャップがいい 『ガンニバル』シーズン2撮影の裏側
映像では、主演の柳楽優弥が「片山(慎三)監督はみんなから愛されている方で、その片山監督が俳優部もしっかり愛している」「物語は喧嘩が多いのですが、(全員と)コアがちゃんと繋がっているのを感じます」と、作品を作り上げるチーム全体が深い信頼関係で結ばれていたことを明かしており、大悟を演じた柳楽はもちろん、大悟の妻・有希を演じた吉岡里帆、そして娘のましろを演じた志水心音らが真剣な様子で撮影に挑む様子が映し出されていく。
後藤家と警察との激しい抗争シーンの緊迫の裏側が映し出されると、当主の恵介を演じた笠松将も「火をつけたのは片山監督ですよね」と片山監督だからこそ生み出せた現場の圧倒的な熱量を振り返る。そんな笠松は本作で、自身の体にカメラを着け、躍動感あふれる映像を押さえるボディーマウントという手法での撮影に挑んでおり、映像でも、カメラを装着したままアクションをこなす貴重な姿が映し出された。
片山監督は「前回なかった、恵介にカメラをつけて一緒に動いたりとか“あの人”の目線でヘルメットにカメラをつけて動いたりとか、誰かの目線でカメラみたいなアングルがシーズン1より多かったですね」と撮影の裏側について語り、シーズン2でスケールアップした迫力の映像を生み出した撮影手法を告白。
さらに片山監督は、本作のシーズン1から使用され、大活躍をしてきた通称“ロングジブ”と呼んでいる5mのクレーンカメラも多用するなど、ゴージャスな映像を作り上げた驚きの撮影技法まで明かした。
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本作撮影時は冬の寒い時期に行われており、夏の設定で展開する物語において、役者陣は苦労を強いられたそう。それでもなお、「『ガンニバル』を世界の人に届けたいという思いが一致団結していて、すごくかっこいいチームだった」という作品への強い思いを明かす吉岡や「出来上がったものを観てとにかく面白かった。2回観ましたから」と自信を語る笠松らの言葉に続き、「アクションだけでなく、時代が反映されているような作品」と明かす柳楽の表情からはどこか清々しさすら感じられる。
映像の後半には、これまで見ることのなかった現場の和気あいあいとしたオフショット、そして俳優たちの確かな手応えを感じさせる裏側がたっぷり映し出されており、物語完結を迎えた今だからこそ、堪能できるメイキング映像に仕上がっている。
ドラマシリーズ『ガンニバル』シーズン2は、ディズニープラス スターで独占配信中。