ゴールデンウィークの高速道路の運転で気をつける日や場所は? 雨や風による影響あり

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2025年05月02日 15:40  日本気象協会

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日本気象協会

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ゴールデンウィーク期間中の高速道路への気象影響について解説します。
3日から7日にかけて、各地で低気圧や気圧の谷の影響を受ける日がありそうです。晴れる地域は気温が高くなる予想のため、車内の熱中症に注意しましょう。

ゴールデンウィーク期間中の高速道路への気象影響予測

日本気象協会は、2025年のゴールデンウィーク期間中の天候による高速道路への気象影響予測を発表しました。
期間(5月3日(土)から5月7日(水))を通して、たびたび低気圧や気圧の谷の影響を受ける所がありそうです。旅行などで慣れない土地を運転する方も多いですので、ゴールデンウィーク中の運転はいつも以上に注意をしてください。

3日(土)は、低気圧の影響で北海道や東北太平洋側で午前中を中心に雨や風が強まるでしょう。
4日(日)から5日(月)にかけては気圧の谷が北日本を通過する予想です。この影響で一時的に風が強まる所もあり、運転には注意が必要です。

5日(月)は関東から九州の広い範囲で、気温が25℃前後まで上がる見込みです。屋外での活動時はもちろん、車内の熱中症にも十分に注意をしてください。

6日(火)から7日(水)にかけて、低気圧が本州南岸から北日本を進む見込みです。6日(火)は西日本を中心に雨や風が強まる予想で、7日(水)は北日本を中心に雨になるでしょう。

雨の日は晴天の時よりも道路が滑りやすくなることにより、交通事故が発生しやすいと言われています。特にスピードの出る高速道路は、雨でスリップしてしまうと大事故につながるおそれがあるため、細心の注意を払ってください。
この先も最新の天気予報を確認し、場合によっては帰宅を早めるなどの検討をお願いします。

雨の日に高速道路を運転する際の注意点

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<スピードを落として十分な車間距離を>
雨の日は路面が濡れているため、ブレーキが利きにくくなり、アクセルを踏んだ時やカーブする時、タイヤが滑りやすくなります。雨による速度制限がかかっているときにはスピードを落とし、前方の車との車間距離は十分に取るようにしましょう。

<昼間でもヘッドライトを点灯する>
雨が降っている日はフロントガラスに絶えず雨粒が落ちてくるため、視界不良になります。ワイパーを動かしていればある程度雨粒を取り除けますが、排水しきれないほどの大雨が降っているときは前方が見えにくくなりますし、大型車の跳ね上げる水しぶきに視界が奪われてしまうこともあります。
日差しが少ない分、周囲が暗く、見通しが悪くなるため、暗いと思ったら昼間でもヘッドライトを点灯させ、他の車に自車の存在をアピールしましょう。

<日ごろからのメンテナンスが大切>
高速道路を運転する前は、燃料は十分か、タイヤの空気圧は適当か、タイヤの溝の深さは十分かなど、点検をしておくことが大切です。ワイパーの拭きスジや拭きムラなどがある場合は、ワイパーを交換し、雨の日の運転に備えるようにしましょう。

ハイドロプレーニング現象に注意

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ハイドロプレーニング現象とは、雨で濡れた路面を高速で走行する際に、タイヤと路面の間に水の膜ができることによってタイヤが水に浮きあがり、ブレーキやハンドルなどがきかなくなり、制御不能な状態になってしまうことを指します。
特に、雨の日の高速道路の運転は、ハイドロプレーニング現象が起こりやすい傾向にあるため、注意が必要です。

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