雪組新トップ朝美絢「羽根の重み、トップの景色。１回１回かみしめながら」東京公演前に通し稽古

宝塚歌劇雪組の東京公演、ミュージカル「ROBIN THE HERO」、ファンタスティック・ショー「オーヴァチュア！」（3日〜6月22日）の公開通し稽古が2日、東京宝塚劇場で行われた。

昨年10月にトップに就任した朝美絢の、同劇場初お披露目作となる。トップ娘役の夢白あやと囲み取材に応じた朝美は「明日の初日より6月22日の千秋楽まで頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします」とあいさつした。

本拠地の兵庫・宝塚大劇場では4月13日まで同公演を上演した。大羽根を背負って大階段を下り「羽根の重みも感じましたし、これが111年続いた宝塚トップの景色なのかということを、ちょっとだけ感じながらやっていた。日々、お客さまと雪組のみんなが出迎えてくれる温かいまなざしを、羽根の温かさとともに感じることができたので、東京でも1回1回、かみしめながらやりたい」と話した。

「ROBIN−」はイギリスが誇る伝説のヒーロー、ロビン・フッドの物語。12世紀のイングランドを舞台に、仲間とともに敵に立ち向かう主人公ロビンを好演した。「オーヴァチュア！」では客席降りの演出があり「一緒に踊ってくださったり、かけ声を入れてくださったり、皆さまと一体感を感じられるのが楽しい。東京の皆さまがどういう反応をしてくださるのか、とても楽しみにしています」と意気込んだ。

本格的にトップスターとして始動した新生・雪組に「今は勢いに任せて進んでいきたいと思いますし、その先に何が待っているか、私も楽しみ。あまりどうしたいというのを決めずに、元気でいることが一番だと思っています」と話した。