不調続きのGWにぼやいた室龍太 (C)ORICON NewS inc. 俳優の室龍太が2日、三越劇場で行われた舞台『あなたに会えてよかった』ゲネプロ前開幕直前取材に登壇。ゴールデンウィークにぼやきながらも、舞台本番への意気込みを語った。
【集合ショット】キリッとクールに!紅ゆずる、室龍太、林翔太らが一同に 本作は、1994年に英国スティーヴン・ジョゼフ劇場にて初演され、その後、ロンドン・ニューヨークで、何度も再演を繰り返されるイギリス劇作家アラン・エイクボーンによる戯曲。状況を巧みに構築することで笑いを引き起こし、人間描写を得意とするエイクボーンならではの緻密な3重構造で物語が進行。売春婦・プーペイがたまたま巻き込まれた事件から、ある共通項で結ばれたそれぞれの時代の女性たちが次第に結びつき、最後には希望に満ちたエンディングが待ち受けている。
取材には、主演・プーペイ役の紅ゆずる、ジュリアン役の室、リース役の林翔太、ジェシカ役の綾凰華、ハロルド役のドロンズ石本、ルエラ役の珠城りょう、数々のミステリ舞台を手掛けてきた演出・野坂実氏が参加した。
ダークカラーのダブルスーツで登場した室は「はい、どうも!室龍太です!」とあいさつしたあとの一言目に「すごくね、ゴールデンウィーク中ですね…」とつぶやき、会場は不思議な空気に。少し間を置いて「体調はね、すごく芳しくはないんですけど」と苦笑しながら告白し、共演陣が「芳しくない?」と訝(いぶか)しむ中、「花粉とね、低気圧と、黄砂と、本当に不調続きなんですけども」とぼやいた。
それでも作品については「作品自体は最高のものをお届けしたいと思っておりますので、ぜひお楽しみください」と力強く語った。自身のコメントの後もボケるドロンズ石本にツッコミを入れるなどチームのいい関係性をのぞかせつつ、最後には「ジュリアン役ですー!」と自己紹介で言い忘れていた役名を叫びながら、舞台袖に消えていった。
5月2日〜7日に東京・三越劇場、10日〜11日に大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールにて上演される。