F1、マイアミGPとの契約を10年延長。カレンダー上で最長となる2041年までの開催が決定

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2025年05月03日 04:20  AUTOSPORT web

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2024年F1マイアミGP マイアミ・インターナショナル・オートドローム
 F1は、マイアミGPの開催契約を10年延長したことを発表した。これにより、マイアミGPは2041年までF1を開催することになる。

 マイアミGPは、2022年より行われている比較的新しいグランプリで、今年で4回目の開催を迎えている。舞台となるサーキットは、NFLチームの『マイアミ・ドルフィンズ』の本拠地であるハードロック・スタジアムの周辺に設けられたマイアミ・インターナショナル・オートドロームで、19のコーナーを有する市街地コースだ。コースの内側には人工のビーチが設置されたり、頭上にはゴンドラが通るなど、ユニークな作りが特徴だ。

 グランプリの開催初年度と2023年はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が優勝し、昨年はランド・ノリス(マクラーレン)がF1初優勝を挙げた。また昨年は、この3年間で最多となる27万5000人の観客が集まった。

 今回の発表によると、F1はマイアミGPのプロモーターであるサウス・フロリダ・モータースポーツとの契約を10年延長し、2041年までのグランプリ開催が決定。現在のF1のカレンダーにあるグランプリのなかで、最も長い開催契約となった。マイアミGPが地元の経済やコミュニティに与える影響も大きく、プロモーターはインターンシップ・プログラムを設立したり、地元のチャリティ団体とも協力しているということだ。またサウス・フロリダ・モータースポーツは、その取り組みが評価され、2024年のフォーミュラ1プロモーター・オブ・ザ・イヤーにも選ばれた。

 F1のCEOを務めるステファノ・ドメニカリは、今回の契約延長について、アメリカのファン層との絆を強くするものだとコメントした。

「わずか3年で、マイアミGPはF1カレンダーのなかで最も重要で華々しいイベントのひとつとしての地位を確立した。アメリカにおけるF1の精神と野心を真に象徴する、品質とビジョンの素晴らしい例だ」

「この契約を2041年まで延長することは、非常に重要な戦略的マイルストーンだ。アメリカにおける我々の存在を強化し、かつてないほど安定して成長し情熱的になっているアメリカのファン層との絆を強化する」

「マイアミは素晴らしい都市であるだけでなく、真にグローバルなスポーツの中心地であり、エネルギッシュでダイナミックで、文化的にも活気に満ちている。これらすべては、スティーブン・ロスとトム・ガーフィンケル(マイアミGPのマネージングパートナー)の先見的なビジョンと絶え間ない努力がなければ実現しなかっただろう。マイアミGPをワールドクラスのイベントへと変貌させたリーダーシップ、サポート、献身について、心から感謝している」

 またガーフィンケルは、長期的な開催が可能になったことで、地域全体へより深く影響を与えることもできるようになると語った。

「2041年までの10年間のF1との契約延長は、我々サウス・フロリダ・モータースポーツにとって素晴らしいマイルストーンであり、チームのハードワーク、パートナーシップの強さ、コミュニティのサポート、そしてアメリカにおけるこのスポーツの成長の証だ。わずか3回の開催でこの延長が認められたことは、我々が当初から感じていたことを物語っている。つまり、マイアミGPはこれからも続くということだ」

「このイベントを成長させるために投資と貢献をしてくれたステファン・ロスだけでなく、我々のビジョンを信じてくれたステファノ・ドメニカリとF1に感謝したい。当初から我々の目標は、活気にあふれ、包括的で、文化的にも重要なマイアミの精神を反映したワールドクラスのレースを作り上げることだった。この長期的なコミットメントのおかげで、我々は革新を続け、ファン体験に投資し、南フロリダ全域に影響を深めていくことができる」

https://twitter.com/F1/status/1918334701913207029

[オートスポーツweb 2025年05月03日]

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