ノリス、コックピット内に“懐中電灯”がふたつ残されたまま走行。チームに警告処分/F1マイアミGP
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2025年05月03日 05:20 AUTOSPORT web

2025年F1第6戦マイアミGP ランド・ノリス(マクラーレン) 2025年F1第6戦マイアミGPのフリー走行1回目において、ランド・ノリスを危険な状態で走行させたとして、スチュワードはノリスの所属するマクラーレン・フォーミュラ1チームに警告処分を下した。
マイアミGPのFP1開始直後、ノリスは無線で問題があることを訴えピットに戻り、コックピットのなかから工具のようなものをふたつ取り出した。スチュワードは、ノリスが安全でない状態で走行したとしてこの件を記録し、セッション終了後に審議を行った。
スチュワードはチームの代表者にヒアリングを行い、映像や無線を見直した。そのなかでチーム側は、ノリスがガレージを出る際に、コックピットのなかに懐中電灯をふたつ置いたままにするというミスを犯したことを認めた。ノリスはトラックに出た直後にコックピットのなかに機材があることに気がつき、ピット出口を出てすぐにそれらを確保し、ゆっくりとピットに戻ったということだ。
これについてスチュワードは、マシンは安全ではない状態でガレージを出たものの、ドライバーが極めて迅速に問題に気がつき、危険な状況を防ぐために適切な対応をしたと判断。この件はF1の競技規則の第34条14のc)に違反しているが、ノリスの対応が軽減措置として考慮され、チームに警告処分が下された。
[オートスポーツweb 2025年05月03日]
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