2025年F1第6戦マイアミGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル) F1マイアミGPのスプリント予選において、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、規定よりも低速で走行していた件について調査対象となったが、スチュワードはチームに戒告処分を下すにとどめた。
レースディレクターは、ドライバーたちが不必要に遅く走ることで危険な状況が生じるのを避けるため、マイアミでは、セーフティカーライン1と2の間の最少タイムを1分45秒0に定めた。しかしフェルスタッペンは、SQ2の1周において、これより約6秒遅く走行した。
チームは、この時、フェルスタッペンのマシンのプログラミングにエラーが起きていたため、マシン内に表示されたデルタタイムの表示が6秒ずれており、彼はそれに従って走行した結果、規定違反が起きたと説明した。チームは最初のクールダウンラップ終了時にこの問題に気付き、フェルスタッペンに対して、表示よりも最低6秒速いタイムで走行するよう指示した。その後のすべてのラップを、フェルスタッペンは規定に沿ったタイムで走行している。
スチュワードは、フェルスタッペンが違反を犯したことを認める一方で、彼は車内に与えられた情報に基づいて走行しており、“不必要に遅い走行”には該当しないと判断。他車の妨害や危険な状況の発生もなかったとして、フェルスタッペンへのペナルティは必要ないと判断した。ただし、車内に正確なタイミング情報を表示する責任はチームにあることから、チームに対して戒告を科した。
フェルスタッペンはスプリント予選で4番手を獲得、土曜のスプリントをグリッド2列目からスタートする。
[オートスポーツweb 2025年05月03日]