
今日3日(土:憲法記念日)からゴールデンウィーク後半戦が始まりました。今年は、連日のように天体イベントが目白押しです。お出かけを予定されている方もされていない方も、夜空を眺めてみませんか。
GW後半戦は天体イベント目白押し
ゴールデンウィーク後半戦が始まりました。今年は、天体イベントが満載で、連日のように楽しめるでしょう。今夜から明日4日は、火星と月のコラボが見えそうです。5日(月:こどもの日)は、火星とプレセペ星団が大接近し、ベスタがてんびん座で衝となります。連休最終日の6日(火)には、みずがめ座η流星群が極大の見込みです。
気になる天気ですが、5日(月:こどもの日)にかけては西日本や東〜北日本の太平洋側を中心に晴れて、星空が見えるチャンスはありそうです。
月と火星のコラボ
今夜と明日4日(日:みどりの日)は、西の空に月と火星が近くに見ることが出来ます。月齢5〜6ほどの月で、この時期は、日の入りが18時30分頃と、比較的早い時間から見ることが出来るでしょう。今夜3日は月の上側、4日は月の下側に火星が見ることが出来そうです。
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火星とプレセペ星団が大接近
5日(月:こどもの日)は、火星とプレセペ星団が大接近します。4月下旬から西の空には、火星とプレセペ星団が近くで見れていましたが、5日最も接近し、1度未満まで近づくこととなります。上記の火星と月のコラボを見るついでに、火星がプレセペ星団に近づく様子を連日楽しむのもよいでしょう。
また、同日5日の南南東の空では、てんびん座に位置する小惑星ベスタが衝(太陽と地球とベスタまっすぐに並ぶ)となり一晩中見ることができます。
連休最終日はみずがめ座η流星群が極大
連休最終日となる6日(火:振替休日)は、みずがめ座η流星群の活動が極大となり、未明から明け方ごろがみごろとなります。今年は月明かりの影響は少ないですが、日の出が早まっている時期なので、見ごろのうちに明るくなってしまうのが難点です。それでも、空の暗い場所では、1時間に5個から10個程度見えるチャンスはあります。
流星の観測のポイントは、放射点の中心に放射状に出現しますが、放射点付近だけでなく空全体に現れるため、広い範囲を見渡すと見えるチャンスが高まります。15分ほど時間が経過しないと目が暗い空に慣れないため、ある程度の観測時間は必要となります。
(参考:国立天文台、アストロアーツ)
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気になる天気は?
気になる天気ですが、今日3日(土)は、低気圧が日本海から近づくため、日本海側では雲が広がり雨の降る所があるでしょう。そのため日本海側は星空を観測するにはあいにくの天気となりそうです。太平洋側は雲が徐々に増えてきますが、夜の早い時間なら見える所が多いでしょう。
4日(日:みどりの日)は、雨マークが付いている所が多いですが、新潟や名古屋、大阪は朝までの雨のため夜は晴れるでしょう。仙台や東京は、夕方以降のにわか雨を予想しています。ただ、天気が崩れるのは一時的で雨が降っても止んでしまえば天気は急速に回復する見通しです。
5日(月:こどもの日)は、広い範囲で晴れて、北海道から九州にかけて天体観測日和となるでしょう。6日(火:振替休日)は、残念ながら、気圧の谷が接近するため、雨の降る所が多く、あいにくの天気となりそうです。
また、日中は半袖で過ごせるくらい暑いくらいの所もありますが、夜はまだヒンヤリします。天体観測のために見通しのよい標高の高い所に行く場合などは、市街地よりもさらに気温は下がります。寒さ対策は忘れずに行い、星空観測を楽しんでください。