2025スーパーGTセパンウインターテスト セッション1開始時の様子 5月4日、スーパーGT第2戦『FUJI GT 3Hours RACE GW SPECIAL』が行われている富士スピードウェイで、シリーズをプロモートするGTアソシエイションの坂東正明代表が定例記者会見に出席し、6月27〜28日に予定されている第3戦セパンについての準備状況を説明したほか、第2戦富士に気になる海外からの訪問があることを明かした。
2025年にひさびさに開催されるスーパーGT第3戦セパン。開催まで2ヶ月ほどとなったが、準備にあたらなければならないチーム側から、ここ1ヶ月ほど宿泊や渡航等についてさまざまな声が聞かれていた。ただ、5月4日のGTA定例記者会見に出席した坂東代表は「遅れているのは事実」と認め、エントラントに対しても説明したが、「コミュニケーションの問題」だと語った。
「このセパンでの開催は3年行うので、これはまだ1年目。3年目にはきちんとしたものができる」と坂東代表。
「マレーシアの開催については、マレーシア政府、観光局と3年開催する契約をしていて、調印も終わっている。現地プロモーターとして、2019年から開催に向けて努力してきたハロ・エンターテインメントというプロモーターがおり、イベント開催に向けたものが確立できているかというと遅れている」
「開催に向けた政府からの資金はハロ・エンターテインメントに委ねており、ロジスティクスやセパン・インターナショナル・サーキット(SIC)との交渉を進めてもらっているが、1年目なのでいろいろなトラブルが起きているのは事実でもある。ただ、そこで開催しないというような話はない。今回もSICのスタッフが来ており、問題点を解決にあたっている」
まずは2025年については、しっかりとセパンでの開催を成功させ、3年間をの開催を成功に導くことがGTアソシエイションの現在目指すところだと坂東代表は語ったが、その上で今回、SIC/ハロ・エンターテインメントのスタッフの来場に加え「サウジアラビアからも視察に来ている」と気になる発言も。
具体的なものはもちろんまだないというが、サウジアラビアは現在国全体としてスポーツ開催に力を入れており、F1も開催している。今回の視察がどう繋がるのか、気になるところだ。
[オートスポーツweb 2025年05月04日]