
NHK Eテレで4月3日からスタートした「問い」をキーワードにした福祉番組『toi-toi』(毎週木曜・夜8:00〜)でナレーションを担当するなど、幅広い活動をする稲垣吾郎。7月から始まる舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』新ハリー・ポッター役として登場する彼に、意気込みを聞いた。
自分の人生でハリーを演れるなんて思ってもいないことだった
―7月から舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』に、ハリー・ポッター役で主演されますね。
「偉大な作品なので映画を見たりしたことはもちろんあったけれど、熱烈なファンの方に比べたらまだまだ勉強不足。今は映画や原作を見たり読み込んだりしているところです。せっかくなら、その世界にハマって夢中になれたほうが楽しいですから」
―ハリー・ポッターといえばイギリス。稲垣さんにはイギリスの雰囲気を感じるのですが。
「本当ですか? でも好きですよ。街並みや音楽、文学、映画、ファッション……。幼いころシャーロック・ホームズや、イギリスの競馬場が舞台のディック・フランシスの推理小説も読んでいたし。車も昔からイギリスのレンジローバーやミニクーパーが好き。舞台は4か月と長いので、そういう面からも、よりのめり込んでやれたらいいですよね」
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―楽しみにしていることは?
「初共演の方との新しい出会いや市村正親さんなど久しぶりの方との再共演も楽しみ。自分の人生でハリーを演れるなんて思ってもいないことだったので、ワクワクしています」
―Eテレ『toi-toi』の語りも好評。演じるときとの違いは?
「ディレクターさんが毎回違って、淡々としたものを好む方もいれば感情が伝わるものを求める方もいるので、要望に応じてやっています。ディレクターさんの個性がすごく出るので面白いですよ。見ている方は同じように感じるかもしれないけど(笑)」
―春から初夏になりますが、どう過ごしたいですか?
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「舞台の稽古が楽しみです。あとはいつもどおり穏やかに、猫や植物たちと幸せな空間でのんびり過ごせればと。桜の時季はうちから見えてキレイでした。でも、少し前に大きな枝が切られちゃったんです。10年以上見てきて愛着があったから、もう楽しめないかなと残念だったんだけど今年、咲いたらすごくよかった。切られたことに負けないくらい花びらも大きくて、感動しました」
旅のマストアイテムは?
「最近、アロマディフューザーがすごくよくなっていて。片手くらいの携帯用サイズもあるんです。車にも置けるし、すごくいいですよ。旅先っていろんな香りがあって、自分が居心地よくない場合もあるのでおすすめ。旅の荷物は少ないですよ。最小限で行きたい。荷物が多いとストレスじゃん(笑)」
取材・文/今井ひとみ