2025年F1第6戦マイアミGP リアム・ローソンとアイザック・ハジャー(レーシングブルズ) 2025年F1マイアミGPの土曜、レーシングブルズのアイザック・ハジャーはスプリントで10位、予選では11番手、リアム・ローソンはスプリントで13位、予選では15番手を獲得した。
ウエットのスプリントでのスタートで、ハジャーは10番手にポジションを落とし、スリックタイヤへの交換をローソンの次の周に行った後、さらに後退、14位でフィニッシュした。ハジャーはその後、他のドライバーたちのペナルティにより、10位に繰り上がった。
14番グリッドのローソンはスタートで9番手に上がった。レースの大半において、前を行くフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)と戦い、オーバーテイクしようとした際に、2台は接触。スチュワードは、接触の原因は主にローソンにあったと判断し、5秒のタイムペナルティとペナルティポイント1を科した。ローソンは暫定結果でポイント圏内の7位を獲得したが、ペナルティにより13位に降格された。
予選ではふたりともQ2に進出。ハジャーはトップ10に0.020秒届かず11番手で敗退。ローソンは15番手だった。
■アイザック・ハジャー(ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズ・フォーミュラ1チーム)スプリント 10位(9番グリッドスタート)予選 11番手(Q1=10番手1分27秒301:ソフトタイヤ/Q2=11番手1分26秒987:ソフトタイヤ)
「本格的なF1のウエットレースを走ったのは、今朝が初めてだったから、すべてが新鮮だった」
「スプリントのスタートは良くなかったが、それについては明日の決勝レースに向けて見直すつもりだ。その後のレースに関しては、僕たちのペースは十分ではなかったと思う。数周早くピットインしていれば良かったかもしれないが、そういうことを振り返ってみてから言うのは簡単だ」
「予選はフラストレーションがたまる内容だった。Q3に進出できるだけのマシンだったと思うけれど、ほんの百分の数秒足りずに逃してしまった。いくつか前のグリッドからスタートできれば、明日のレースが楽になっただろう。でも、それもレースの一部だ。僕たちが望んでいたセッションではなかったが、自分としてはラップの中でベストを尽くせたと感じている」
「シケインセクションでまだかなりタイムを失っているようなので、どこを改善できるか確認するつもりだ。明日は雨が降るか、少なくともどこかのタイミングでコンディションが変化する可能性がある。11番グリッドからなら、良いスタートと戦略があればポイント争いができると信じている」
■リアム・ローソン(ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズ・フォーミュラ1チーム)スプリント 13位(14番グリッドスタート)予選 15番手(Q1=14番手1分27秒444:ソフトタイヤ/Q2=15番手1分27秒363:ソフトタイヤ)
「スプリントレースでは良いスタートを切ることができ、1周目に何台かをオーバーテイクすることに成功した。ペースは悪くなかったが、路面が乾いていくなかで誰もが苦戦していた」
「アロンソは冷えたタイヤで走っていたようで、僕はその後ろにつき、DRSが使えるまで待っていた。アロンソとの接触は意図したものではないが、結果的に不運なインシデントが起きた。このペナルティは本当に厳しいもので、それがなければ週末のスタートとしては素晴らしいと言える内容だった」
「予選に関して言うと、バッテリーの問題がセッション中に発生し、マシンがフルパワーを発揮できなかった。今日はマシンを良い形で改善させていただけに残念だ。明日までにこの問題を修復できることを願っている。天候がレースの展開に大きな影響を与えることは間違いない。また明日、挑戦するよ」
https://twitter.com/F1/status/1918734301228613889
[オートスポーツweb 2025年05月04日]