「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」第17回(C)NHK横浜流星主演の大河ドラマ「べらぼう」第17話が5月4日放送。耕書堂が大盛況となり、自身も女性から人気を博す蔦重の姿に「べらぼうにモテてる」「会いに行けるアイドルみたい」などの声が視聴者から送られている。
「JIN-仁-」「大奥」の森下佳子が手がけ、横浜が日本のポップカルチャーの礎を築いた“江戸のメディア王”蔦屋重三郎(蔦重)を演じる本作。
出演は吉原で出版業に進出したため江戸市中の本屋と対立することになった蔦屋重三郎=蔦重役の横浜はじめ、幼い蔦重を養子にして育てあげた駿河屋市右衛門に高橋克実。“ドケチ”として江戸中に知られる大文字屋市兵衛に伊藤淳史。幕臣・土山宗次郎に莫大な金額で身請けされた誰袖に福原遥。誰袖のお目付け役となる志げに山村紅葉。
蔦重の本屋商売の“師”でありながら敵となった鱗形屋孫兵衛に片岡愛之助。江戸市中の“地本問屋”のリーダー的存在・鶴屋喜右衛門に風間俊介。蔦重が仕事を依頼する彫師・四五六に肥後克広。
足軽から大名に昇りつめ経済重視の政策を行う田沼意次に渡辺謙。そんな意次の嫡男・田沼意知に宮沢氷魚。幕府で大きな力を持つ大奥総取締・高岳に冨永愛。息子の家基を亡くした十代将軍・徳川家治に眞島秀和といった顔ぶれ。
※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
安永9年正月、蔦重は10冊もの新作を一挙に刊行。市中で取り扱われていないことも逆に功を奏して耕書堂には多くの人が詰めかけるように。本が売れるだけでなく、蔦重が芝居でも描かれたことで“蔦重目当て”の女性客も数多く来店する事態に。オープニングでは耕書堂に来店した女性客が蔦重に「細見を急ぎますって言ってください」と頼み、何のことかよくわからないまま蔦重がその言葉を口にすると、嬉しそうに歓声を上げるシーンも。
視聴者からは「蔦重がべらぼうにモテてる」「蔦重、会いに行けるアイドルみたいになってんじゃん……」「蔦重がアイドル化してる…横浜流星だから許される展開」などの反応が上がる。
さらに耕書堂が繁盛する様子を解説するナレーション担当の綾瀬はるかが久々に画面に登場。1話では蔦重の機転で明和の大火を逃れた九郎助稲荷が、石像から綾瀬演じる人間の姿に変身して吉原の場所や当時の制度などを説明したが、今回も九郎助稲荷として“実体化”。蔦重を取り巻く状況とともに平賀源内死亡後の田沼意次や徳川家治についても解説。
「新章だからナビゲーターとしておキツネ様をってことか」「久しぶりにお稲荷さん出てきた」などの声とともに、九郎助稲荷が耕書堂の前でスマホを取り出し自撮りSNSに投稿するシーンにも「冒頭からスマホを登場させるぶっ飛びよう」「またスマホ取り出してやりたい放題やってる」など、時空を超越したかのような行動を見せる九郎助稲荷について触れたコメントも数多くSNSに投稿されていた。
【第18話あらすじ】
蔦重は北川豊章(加藤虎ノ介)の長屋を訪ね、そこで捨吉(染谷将太)と名乗る男に出会う。その頃、朋誠堂喜三二(尾美としのり)の筆が止まる事態が起こり…。
「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」はNHK総合で毎週日曜20時〜(再放送は翌週土曜13時5分〜)、BS・BSP4Kで毎週日曜18時、BSP4Kで毎週日曜12時15分から放送中。
(笠緒)