2025年F1第6戦マイアミGP スタート直後のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とランド・ノリス(マクラーレン) 2025年F1マイアミGP決勝で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは4位を獲得した。ドライバーズ選手権においては、首位オスカー・ピアストリ(マクラーレン)と32点差、2位ランド・ノリス(マクラーレン)と16点差の3位に位置している。
ポールポジションからミディアムタイヤでスタート。フェルスタッペンはターン1でロックアップ、2番グリッドのノリスとホイール・トゥ・ホイールになった末に、ノリスはターン2でコースオフして後退、フェルスタッペンはリードを維持した。この一件について、スチュワードは記録した後に、さらなる調査は必要なしとの判断を下した。
序盤はポジションを守ったフェルスタッペンだが、14周目にピアストリに抜かれ、18周目にノリスに抜かれて3番手に。マクラーレン勢より早い26周目にハードタイヤに交換。しかしその数周後にバーチャルセーフティカーが導入され、上位勢はそのタイミングでピットイン。フェルスタッペンはピアストリ、ノリス、ジョージ・ラッセルの後ろ4番手に落ちる結果になった。
その後、前のラッセルを追い続けたものの、十分近づくことはできず、フェルスタッペンは2.312秒差で4位となった。優勝したピアストリとの差は39.956秒だった。
レッドブルは、ラッセルはイエローフラッグ時に十分減速しなかったとして抗議。しかしスチュワードは、調査の結果、ラッセルの行為に違反はなかったと判断し、レッドブルの抗議を棄却。フェルスタッペンの順位を繰り上げようというチームの試みは成功しなかった。
■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)決勝=4位(57周/57周)1番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
「昨日、できる限り最善を尽くすつもりだと言ったし、実際に全力を尽くしたが、結局のところ厳しい戦いになった。抵抗しようとしたが、最終的には彼らを後ろにとどめておくのは不可能だった」
「バーチャル・セーフティカーでは少し運がなかったけれど、それもレースの一部であり、全体としてペースが本当に足りていなかった。僕たちには失うものがなかったので、僕はただ少しでも走ることをを楽しもうとした。ここでレースをするのはクールだったよ」
「レースは残念ながら全体的にとても厳しいものとなり、最終的にはペースが足りず、ブレーキにも苦しめられた。前のマシンに接近したり、少しでもプッシュしようとするたびに、タイヤがひどいオーバーヒートに見舞われるんだ」
「今日のレースはタイヤマネジメントが鍵だった。このサーキットはデグラデーションがとても高く、現時点の僕たちとの相性は良くない。より高い競争力を発揮するために、パフォーマンスをもう少し向上させる必要がある。今日は前との差がかなり大きかった」
(スタート直後のノリスとの攻防について聞かれ)「全く問題ない。それが僕の意見だ」
https://twitter.com/F1/status/1919123402998128706
[オートスポーツweb 2025年05月05日]