
この先は2〜3日の短い周期で天気が変化するでしょう。明日6日〜7日は全国的に雨が降り、雨が止むと大陸から黄砂が西日本を中心に飛来する見込みです。9日〜10日にかけては再び雨が降り、関東を含む広い範囲で土砂降りの雨となるでしょう。沖縄地方では、雨が続き、梅雨入りも秒読みとなってきました。
大雨のち黄砂
この先は2日ほどの短い間隔で、「雨」「晴れ」「雨」を繰り返し、雨の日は大雨になる所もあるでしょう。沖縄地方では前線(梅雨前線)の活動が活発になり、梅雨入りも秒読みとなっています。
明日6日(火:振替休日)〜明後日7日(水)は、前線や低気圧が日本列島を通過するため、広い範囲で雨が降るでしょう。九州から関東にかけての太平洋側を中心に大雨になる所もあるため、土砂災害や低い土地の浸水などにご注意ください。
この雨のあとは一旦、全国的に晴れるでしょう。ただ、注意しないといけないのが、大陸から飛来する「黄砂」です。今日5日(月)午前10時の「気象衛星ひまわり」の画像にも大陸では黄砂が確認できます。これが連休明けの明後日7日(水)から8日(木)にかけて、西日本にやってくる見込みです。視程(水平方向に見通せる距離)が10キロ未満になると見通しが悪くなり、交通機関が乱れる恐れもあります。黄砂が車や洗濯物に付着することもあるため、注意が必要です。
黄砂のち再び大雨
天気の変化がはやく、次の前線を伴った低気圧が9日(金)から10日(土)にかけて、西〜東日本を通過するでしょう。9日(金)は朝から九州や四国では雨が降り、日中は中国地方や近畿、東海へ雨の範囲が徐々に広がる見込みです。夜になると関東甲信や北陸でも雨が降り出すでしょう。10日(土)になると東北や北海道でも雨となりそうです。
前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込み影響で、9日(金)の夜から10日(土)の朝にかけては、九州から関東の太平洋側を中心に雨脚が強まるでしょう。雷を伴って、土砂降りの所もある見通しです。低い土地の浸水や、土砂災害、河川の増水などにも注意が必要です。まだ少し先で雨の降る期間や雨が強まるタイミングなど変わる可能性はあります。最新の予報を確認し、大雨に備えてください。
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梅雨前線が顕著化 沖縄地方は本格的な雨の季節へ
この9日(金)〜10日(土)の雨のあとは、南西諸島付近から日本の南にかけては、前線(梅雨前線)が停滞するでしょう。沖縄では雨の日が多くなり、沖縄地方の梅雨入りはもう間もなくとなっています。日本気象協会による最新の梅雨入り予想では、沖縄地方の梅雨入りを5月中旬と予想していますが、これよりやや早まり、平年並みの(5月10日ごろ)になる可能性もあります。例年、梅雨の時期には大雨による災害も発生しています。今一度、ハザードマップの確認や、万が一に備えて防災グッズの準備、側溝や雨どいの清掃などを行いましょう。
梅雨入りが平年並みかやや遅い予想の九州南部から東北北部も、あと1か月くらいで長雨のシーズンに入ります。雨期に入ると、蒸し暑い日も増えてきますので、暑さに備えての身体作りや、エアコンの試運転など進めるとよいでしょう。