太平洋戦争時、米軍が上陸したパラオ・ペリリュー島のオレンジビーチ=2024年10月 厚生労働省は5日、太平洋の島国パラオを訪問中の福岡資麿厚労相が、太平洋戦争で亡くなった日本兵の遺骨収集を加速化させることで同国の担当大臣と合意したと発表した。戦後80年を迎えることを受けて、福岡氏は同日、激戦地ペリリュー島にある戦没者慰霊碑も訪問した。
ペリリュー島では今年度、2カ月に1回のペースで遺骨の収集作業が行われる予定で、厚労省は来年度から毎月実施することを目指している。収集には同国の文化歴史保存局職員の立ち会いが必要だが、メトゥール人的資源・文化・観光・開発相は収集の加速化に最大限協力する姿勢を示した。