2025年F1第6戦マイアミGP カルロス・サインツとアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ) 2025年F1マイアミGP決勝で、ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンは5位、カルロス・サインツは9位だった。
スタート直後、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)とのポジション争いのなかでランド・ノリス(マクラーレン)がコースオフする混乱の影響で、アルボンとサインツは接触。ふたりとも走り続けることができたが、サインツは、この接触で自分のマシンのフロアがダメージを負ったと述べている。
アルボンはスタートでふたつ順位を上げて5番手を走った後、ノリスに抜かれ、サインツを前に出して7番手に。14周目にアルボンとサインツは再びポジションを入れ替え、アルボンが前に出た後、サインツ、アルボンの順でピットインした。
アルボンはアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)をかわして5番手に浮上。サインツは、フェラーリ2台に抜かれて9番手に後退した。サインツは前のフェラーリに離されずについていき、最終ラップではルイス・ハミルトン(フェラーリ)に仕掛けるが、接触、9位のままフィニッシュした。レース後、このインシデントについて調査が行われたが、どちらのドライバーにもペナルティは科されなかった。
サインツは、レース中にアルボンとポジションを入れ替えたことについて、チームがポジション固定を言い渡していると思っていたにもかかわらず、アルボンに追い抜かれたとして、不満を示した。
■アレクサンダー・アルボン(アトラシアン・ウイリアムズ・レーシング)決勝=5位(57周/57周)7番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
「昨日の一件(注:スプリントで4位から11位に降格された)の後にリセットして、再び良い戦いができたことをうれしく思う。今日はマシンにスピードがあって、純粋にペースで勝負した一日だった。レース全体を通じて良いリズムを保てたし、この結果にはとても満足している」
「トップチームと戦えているなんて、本当に信じられない気持ちだ。1年前の自分たちの状況を考えればなおさらだ。これは、グローブ(チーム本部)で僕たちが成し遂げた進歩の証だし、今や世界に向けて、自分たちがトップでレースできることを示せた」
「もちろん、これは毎レース起きることではないだろうし、今後も間違いなく戦い続けなければならない。でも今は、この瞬間を楽しみたいよ!」
■カルロス・サインツ(アトラシアン・ウイリアムズ・レーシング)決勝=9位(57周/57周)6番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
「フラストレーションの多いレースだったので、満足はしていない。昨日の運用上の誤解によって、レース序盤から不利な状況に立つことになった。使用済みコンパウンドでレースをスタートしなければならなかった」
「1周目、ランドがコースに戻ってくるのを避けた時、残念ながらアレックスとの接触が起き、それによって自分のフロアがひどく損傷し、その状態でその先のレースを走らなければならなかった」
「僕サイドとアレックスサイドにおいて意思疎通のミスがあったので、これについて内部で分析する。ただ正直なところ、あれだけのダメージを抱えていたので、ポジションを失うことは避けられなかった。前方のマシンについていこうと全力は尽くしたが、最終的な結果は9位だった」
「ポジティブな点を挙げると、今日は非常に良いペースがあり、マシンバランスは僕にとって今シーズンで最も良かったと感じた。その点を収穫として、チームとしてすべてのことを振り返る」
https://twitter.com/F1/status/1919343062150480201
[オートスポーツweb 2025年05月06日]