AKB48村山彩希(27)の卒業コンサート「<昼の部>〜劇場が教えてくれたもの〜」「<夜の部>〜りんごの花が咲く頃に〜」が6日、東京ガーデンシアターで行われた。AKB48劇場公演出演数が史上初の1000回を達成するなど、“会いに行けるアイドル”を貫いた「劇場(シアター)の女神」。夜の部では豪華卒業メンバーが続々登場し、門出のステージに花を添えた。
村山はスモークに包まれたステージの中心に1人立ち、キレキレのソロダンスで幕開け。「シアターの女神」では「今日は最高の思い出作ろうねー!」と呼びかけた。開演前の円陣では涙したというが「始まったらビックリするくらい楽しくて、これはあっというまに終わるやつだ!」と笑顔で話した。
ハードなセットリストで出ずっぱりながら、キレキレのダンスと抜群の歌唱力で魅了。ユニットコーナーでは1曲ごとに早着替えで衣装をチェンジした。愛嬌(あいきょう)たっぷりの笑顔から色気たっぷりのパフォーマンスまで、在籍14年間で磨いた幅広い魅力を存分に発揮した。
さらに、柏木由紀(33)、峯岸みなみ(32)、岡田奈々(27)、昨年芸能界を引退した茂木忍さん(28)ら、村山とゆかりのあるOGが続々登場。計17人がゲストとして参加した。
アンコールで村山は赤と白のドレス姿で再登場。時折涙ぐみながら、メンバーに向け「私はAKBを先頭で引っ張ってきたわけではないけど、たくさんステージに立ってきてみんなに残せるかなと思うことは、ステージは平等であって、ライブは楽しいんだよってこと」と伝えた。
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総監督の倉野尾成美(24)は「彩希さんから得たものって本当に大きかった。すごくかっこいい背中を見せてくれた彩希さんと一緒にステージに立てたことが私たちの財産です」と涙ながらに感謝した。最後は「少女たちよ」で締めくくり、村山は「14年間、楽しい青春を本当に本当にありがとうございました!」と深く一礼。満面の笑みで手を振り、スモークに包まれながらステージを去った。
自身の誕生日である6月15日にはAKB48劇場で卒業公演を行い、愛するグループと劇場に別れを告げる。【玉利朱音】
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