米俳優トム・クルーズ(62)が6日、東京都庁都民広場で行われた主演映画「ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング」(クリストファー・マッカリー監督、23日公開)に登場した。
前作「−/デッドレコニング PART ONE」が公開された23年7月は、米国映画俳優組合のストライキで来日できず、来日は3年ぶり。史上初の映画のプレミアが行われた都庁に、アクションをする自身のプロジェクションマッピングが映り「皆さんが大好き!!」と感激した。
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都庁の壁に、宙を舞い、疾走する自身の姿が映し出されるのを、クルーズは胸を張って見上げた。「25回目の来日となりますが、本当に日本が大好き。この美しい文化のある国に来ることができて、大変うれしい」。日米同時公開の新作を携えてのワールドツアーのスタートに大好きな日本を選び、日本側も洋画のプレミアでは最大級のイベントをしつらえた。その成功を祝すように花火が上がると、満面の笑みを浮かべた。
前回、来日した22年5月に横浜で行われた「トップガン マーヴェリック」(ジョセフ・コシンスキー監督)ジャパンプレミアでは「来年の夏『ミッション:インポッシブル デッド・レコニング』で必ず戻ってきます」とファンに誓った。「その翌年も戻ってきます」と「−デッドレコニング」2部作を引っ提げての2年連続の来日を約束したが、かなわなかった。
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この日、イベントが行われた東京・新宿は雨が降りしきり、14度と肌寒かった。それでも、クルーズは3時間にわたってファンと語り合い、握手し、写真を撮り続けた。日本のファンとの濃密な交流は、全く変わることがなく、3年ぶりの日本のファンとの再会を、誰よりも喜んでいた。
共演陣も、日本でスタートを切れたことを歓喜した。クルーズが演じるイーサン・ハントの相棒グレースを演じる英女優ヘイリー・アトウェル(43)は「前回は日本に来ることができなかった。日本でスタートを切れたこと、まだ映画を見ていないので、この後、日本のファンと見ることが本当に楽しみ」と喜んだ。ベンジー・ダン役の英俳優サイモン・ペッグ(53)は「アリガトー、トーキョー!!」と日本語で叫んだ。
「温かく迎えてくれ、私の映画を愛してくれて…皆さんのために映画を作っている」。クルーズが日本のファンへの愛の言葉で、世界に向けた重要なミッションのスタートを切った。【村上幸将】
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